アーセナル 対 ブライトン。 アーセナル対ブライトン

アーセナル、劇的弾浴びブライトンに逆転負け…GKレノが負傷で悲痛な叫び響く

アーセナル 対 ブライトン

【アーセナル】基本:4-3-1-2 守備:4-3-3 アーセナルは、ここ最近増えている 3センターを採用し、 4-3-1-2の布陣。 対する ブライトンは、 4-5-1の布陣。 序盤から アーセナルがボールを保持する展開となる。 すると7分、相手陣内深くでたびたびボールを奪うと、 ラカゼットがPA内で数人に囲まれながらもキープし、最後はPA左でフリーになっていた オーバメヤンへパス。 オーバメヤンはダイレクトでゴールネット右上に突き刺し、 アーセナルが先制に成功する。 その後も アーセナルがボールを保持する展開が続くも、35分、アーセナルの左CKのボールが流れて プレパーに渡ると、前線の広大なスペースへロングパス。 リヒトシュタイナーが戻りながらヘディングで逸らそうとするものの、逆にゴール前へ絶好のパスに。 ロカディアが レノを交わしてゴールネットに冷静に押し込む。 ブライトンが同点に追いつく。 アーセナルのビルドアップとブライトンの守備 アーセナルのビルドアップ時、 ブライトンは 4-5-1の守備ブロックを敷き、特に中盤の5枚は狭い距離感で 中央のパスコースを封鎖し、サイドにボールが渡れば ボールサイドにスライドし、前進を防ごうとした。 これに対して アーセナルは、 エジルがサイドに張ったり低めに下りたりして自由に動くことで相手の中盤のバランスを乱してギャップを作ろうとした。 また、少しでもギャップができれば、 ラカゼットがブライトンの中盤のすぐ背後で縦パスを受けるポジショニングを取る意図が見えた。 なかなか崩せない アーセナルであったものの、ショートパスでの前進だけにとらわれず、 オーバメヤンが左サイド寄りから斜めにDF裏のスペースに走り込んでそこへロングパスを通す攻撃を見せ、実際に2回決定機を作っていた。 また、内側に絞りがちであった ブライトンのSBの脇のスペースへのロブパスでファイナルサードへ進入する狙いも見せ、アーセナルのSBが高い位置でボールを受けるシーンも作っていた。 前半のスタッツ 前半のスタッツ 左:ブライトン、右:アーセナル) 引用: 終始ボールを保持した アーセナルは前半で ポゼッション率 70%とするも、 シュートは ブライトンと同じ 6本のみで、 ビッグチャンスは 1回のみとなった。 後半開始~61分 【アーセナル】基本: 3-4-2-1 守備: 3-4-3 70分、 アーセナルは コシェルニーに代えて ナイルズを投入。 3-4-2-1に変更し、 ジャカを左CBとする。 アーセナルのビルドアップの変化 アーセナルは 3バックに変更したことで後方の枚数が1枚増えてしまったものの、よりサイド寄りに開いたポジショニングをしやすくなったことで、サイドライン際でのパスがスムーズに通しやすくなり、 WBが高めでボールを受けるシーンを増やしていった。 また、後方の数的優位で余裕を持ってボールを持てるようになったことで、中盤の狭い5枚の間への鋭い縦パスを狙いやすくなり、うまく通して突破する場面も見られるようになった。 しかし、ファイナルサードでの質が伴わず、アーセナルはシュートまでなかなか結び付けられず。 最後までブライトンのカウンターの脅威に晒され、攻撃でも見せ場を作れず、1-1のドローで試合を終えた。 後半のスタッツ 後半のスタッツ 左:ブライトン、右:アーセナル) 引用: メンバー変更や フォーメーション変更を積極的に行った アーセナルであるものの、むしろ前半よりも内容が悪化した後半は、 シュート わずか1本のみに終わる。 ブライトンはスタッツでは ビッグチャンスは 0個であるものの、かなり際どいチャンスを数回作っており、 シュート 6本のうち4本をPA内で打っていた。 【PickUpData】試合を通じて堅守速攻をやり抜いたブライトン マッチスタッツ 左:ブライトン、右:アーセナル) 引用: アーセナルがボールを保持する時間が長かったにも関わらず、 シュート数は ブライトンが 12本で アーセナルが 7本に終わり、 ブライトンの狙い通りの展開になったと言える。 アーセナルは中央を封じられてサイドからの前進が多くなったものの、 クロスは 17本のうち成功が2本のみ。 サイドからの攻撃の精度が高ければ違った結果になっていたかもしれない。 平均ポジション 左:ブライトン、右:アーセナル 引用: 攻撃サイド 左:ブライトン、右:アーセナル 引用: ブライトンは、 マーチを中心に右サイドを起点にして速攻を仕掛ける場面が多かった。 アーセナルは中央もサイドも割合がそこまで変わらないものの、後方でのパス回しの時間帯が長かった影響と言えるだろう。 ヒートマップ 左:ブライトン、右:アーセナル 引用: アーセナルは、 ブライトンの中盤5枚の守備ブロックの手前でボールを回し続けたことがヒートマップに如実に表れている。 ゴール期待値、パスマップ Brighton and Hove Albion vs Arsenal Running xG Arsenal looked like they might run rampant in the first 10 minutes then they stopped. Two badly needed points dropped. 46点に対して、 アーセナルは 0. 72点。 特に アーセナルは、シュート1本に終わった後半に全くゴールが期待できなかったことが如実に表れている。 【PickUpData】明暗を分けたファイナルサードのサイドでの質の差 ブライトンのパススタッツ 引用: ブライトンは、何度も速攻に関わった マーチが キーパス 2本で、 クロスも 8本中3本成功。 同じく右サイドの モントーヤも キーパス 3本を記録。 右サイドから質の高い攻撃を繰り広げていたことがわかる。 ブライトンのキーパスの詳細 引用: ブライトンの キーパス 9本のうち、 5本が右サイド奥からのものである。 アーセナルのパススタッツ 引用: アーセナルのクロスの詳細 引用: 一方の アーセナルは、サイドから前進する場面を作っていたものの、両サイドともに最後の精度が低く、 リヒトシュタイナーは クロス 3本をすべて失敗。 コラシナツも クロス 2本をいずれも失敗している。 流れを変えられなかった選手交代・フォーメーション変更 週末にリバプール戦を控え、 負傷者も多く抱える中でのミッドウィークの試合であり、難しい采配となったのは間違いない。 一定のターンオーバーも予想されたものの、 現状のベストメンバーと言える布陣で臨んだ。 エジルと ラカゼットの早めの交代は、リバプール戦も睨んだ上での あらかじめ予定されていたものであったかもしれない。 しかし、 交代策としてはあまり成功しなかったと言えるだろう。 ブライトンの中盤5枚をどのように突破するかがポイントの1つであったこの試合で、 ボールを引き出す動きがうまい2人がいなくなったのは明らかにマイナスであったと言える。 リヒトシュタイナーのファイナルサードでのプレーの質 右サイド深くでボールを受けるシーンが多かった リヒトシュタイナーであったものの、そこからの プレーの選択肢の少なさと 精度の低さで攻撃ではあまり貢献できなったと言える。 もともと、 守備に重きを置いたバランスに優れる選手であるはずであり、今シーズンのアーセナルで右SBのタスクとなっている、 高い位置で張って攻撃で貢献する動きは得意とは言えないだろう。 左右のSBに 3バックの右もこなし、負傷者が多い最終ラインで貴重なピースとなっているのは間違いないものの、攻撃面での関与については、チームとしてやり方を変えるなど、改善が必要であると言えるだろう。 こういう内容の試合でこそ、サイドで1対1が仕掛けられる純粋なサイドアタッカーが必要であるのかもしれない。 シーズン前半折り返し。 次節はアウェイでリバプール戦 これで19節が終了し、シーズン折り返し地点。 エメリ新体制で始まったシーズンながら、首位とは勝ち点13差であるものの、 2位とは勝ち点7差で5位というのは、まずまずの結果と言えるだろう。 そして、 次節はアウェイでのリバプール戦。 ホームでの試合では互角以上に戦えることを示したものの、現在の勢いや負傷者の状況を踏まえると、かなり難しい試合となることが予想される。 苦しい状況ではあるものの、またしてもビッグマッチでテンションの高いパフォーマンスを見せることができるだろうか。

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アーセナル9戦連続未勝利…42年間で最長。ブライトンに敗れ10位に転落

アーセナル 対 ブライトン

3日前の再開初戦で今年のリーグ戦で初黒星を喫した。 再開後初白星を目指す今試合は開始8分、ブカヨ・サカがペナルティエリア前中央からミドルシュートを打ったが、これはクロスバーに直撃。 31分には、サカのクロスにアレクサンドル・ラカゼットがダイビングヘッドで合わせたが、GKマシュー・ライアンの好セーブに阻まれた。 36分、再開初戦に続いてにアクシデントが発生。 GKベルント・レノが相手のロングボールをジャンプしてキャッチすると、ニール・モペイに衝突されて着地時に右足を負傷。 深刻なケガのようで、無観客の静かなスタジアムに守護神の悲痛な叫び声が響いた。 レノは担架で運び出され、GKエミリアーノ・マルティネスと交代となった。 は42分、右CKのこぼれ球をエリア左のアーロン・ムーイがダイレクトで叩いたが、入ったばかりのGKマルティネスにセーブされる。 は前半アディショナルタイム4分、エリア内のラカゼットがピエール・エメリク・オーバメヤンからパスを受けると、ヒールでリターンパスを出すが、惜しくもオーバメヤンの前でDFにカットされた。 後半に入っては53分、オーバメヤンが抜け出してGKと一対一でゴール右隅に沈めるが、VARを経てオフサイドの判定でノーゴール。 は56分、モペイがエリア左で左足を振り抜いたが、これもGKマルティネスにブロックされた。 試合が動いたのは68分、が先制に成功した。 ニコラス・ぺぺがエリア右で左足を振り抜くと、きれいなカーブを描いたシュートはゴール左隅に吸い込まれて先制点となった。 しかし、は75分、左CKの流れでソロモン・マーチがエリア左からグラウンダーのクロスを送り、ニアのモペイがヒールで合わせる。 このシュートはロブ・ホールディングにブロックされたが、ルイス・ダンクが押し込んで同点ゴールを挙げた。 このままドローで終わるかと思われた後半アディショナルタイム5分、エリア左へ抜け出したモペイが左足で蹴り込み、土壇場でが逆転に成功。 このまま試合は終了し、が再開初戦を制し、今年リーグ初勝利となる10試合ぶりの白星。 は再開後2連敗となった。 次節、は25日にアウェイでサウサンプトンと、は23日にアウェイでレスターと対戦する。 【スコア】 2-1 【得点者】 0-1 68分 ニコラス・ぺぺ() 1-1 75分 ルイス・ダンク() 2-1 90+5分 ニール・モペイ().

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アーセナル、劇的弾浴びブライトンに逆転負け…GKレノが負傷で悲痛な叫び響く(2020年6月21日)|BIGLOBEニュース

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16分、右からのセットプレーの流れで ムスタフィ、 ベジェリンのシュートが続けて弾かれるも、最後は モンレアルが押し込んで、 アーセナル先制! 22分、セットプレーから マーチのミドルシュートは右ポスト直撃。 42分、カウンターから コラシナツが左から折り返したボールを ラムジーでダイレクトで合わせるも、GKがなんとか弾いてゴールならず。 前半を折り返す。 55分、 サンチェスが ラムジーとつないでPA内に進入すると、ヒールパスをフリーで受けた イウォビがシュートを突き刺し、 アーセナル追加点! 70分 アーセナル OUT: ラカゼット、 イウォビ IN: ジルー、 ウォルコット 82分 アーセナル OUT: ジャカ IN: エルネニー アーセナルが2-0で勝利を飾る。 サンチェスのキレが戻りつつある エジルとコシェルニーを負傷で欠くものの、昇格組のブライトン相手に序盤から優勢に試合を進める。 守りを固めるブライトンに対して崩しきれずに苦戦する展開も予想されたものの、16分にセットプレイからの流れから先制に成功。 このまま大勝かと思われたが、ブライトンも徐々にペースを掴み、セットプレイの流れなどからゴール前に迫る場面を作る。 しかし、全体的にはアーセナルがペースを握りつつ試合を進めると、55分、サンチェスとラムジーがPAの狭いところでパス交換すると、サンチェスがDFを引き付けつつ、意表を突くヒールパスで決定的チャンスを作り、イウォビが確実に決めて追加点を奪取。 その後ブライトンが反撃を試みるも、アーセナルが力の差を見せつけ、シャットアウトして試合を締めた。 移籍市場ギリギリまで去就が不透明で、怪我もあり、シーズン序盤に出遅れたサンチェス。 ここにきてようやくコンディションが整い、本来のキレを取り戻しつつある。 この日はジャカとラムジーがボランチでコンビを組んだが、 相変わらずラムジーは前線に張り付き続け、ジャカもパスが安定せず、ビルドアップの質が安定しない。 対戦相手との力の差もあり、ラムジーの超攻撃的ポジショニングやサンチェスの強引なキープ・突破でチャンスを作ることができたが、 今後も安定した成績を残すためには、より組織的なバランスが必要だろう。

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