自然のハーブ「どくだみ茶」でニキビが治る４つの理由
名称 [ ] 和名 ドクダミの名称は、で毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯（た）める」から、「毒矯め（ドクダメ）」が転訛して「毒矯み（ドクダミ）」と呼ばれるようになったというのが通説である。 異説として、「毒痛み」の意味で毒や痛みに効くことから名付けられたという説 、群落地に漂う特有の臭気から毒気が溜まった場所を意味する「毒溜め（ドクダメ）」、あるいは植物自体が毒を溜めていると解されたものが転じてドクダミと呼ばれるようになったとする説もある。 ただし、あくまで植物に毒が入っているというのは誤った解釈であり、ドクダミ自体に毒はない。 地方によって様々な呼び名があり、ドクダン 、ハッチョウグサ 、ドクダメ の地方名でも呼ばれていて、日本全国にわたる方言名は160余りを数えるといわれている。 古くは、之布岐（シブキ）と呼ばれていた。 各地の方言名は、薬効や生態に関するものを由来とする呼び名はわずかで、あとはこの植物特有の臭気に関するもの、あるいはこの植物をあたかも有毒植物であるかのように表現したものが多い。 旧（特に・・、・、・、の）、旧（現）、、旧、（、、）ではジゴクソバ 、旧では と呼ばれてきた。 中国植物名（漢名）は、蕺菜（しゅうさい／じゅうさい）。 日本で生薬名として通称されているジュウヤク（十薬）は、民間薬として用途が広く、応用範囲が10を数えるというところから、漢名の蕺菜の蕺の字を十に読み換えものだとされている。 英語にはそのほか、リザードテイル（ lizard tail：トカゲの尻尾の意）、カメレオンプラント（ chameleon plant：カメレオンの植物の意）、ハートリーフ（ heartleaf：心臓形の葉の意）や、ビショップズ・ウィード（ bishop's weed：司教の雑草の意）という表現もある。 は、「白い追憶」である。 形態・生態等 [ ] 原産地はで、日本からにおいて広く分布する。 日本では、南部から・・に分布する。 湿り気のある半日陰地を好み、周辺のや、、によく群生している。 ので、全草に由来の特有の臭気がある。 地下に白いが横に伸び、盛んに枝分かれして繁殖する。 草丈は20 - 50 cm になり 、は黒紫色を帯びて直立し、まばらにがする。 葉は卵状の心臓形で全縁。 葉身の表面は緑色で、裏面は紫色を帯びる。 の基部にがつき、はじめは新芽を包んでいる。 開花期は初夏から夏にかけて（5 - 8月）。 茎上部のからを出して 、頂には十字状に、径2 - 3 cmほどの4枚の白色の（総苞片：に見える部分）を開き、その中央につく長さ1 - 3 cmの穂のような円柱状の（）に、微細な淡黄色のを密生させる。 本来の花には花弁ももなく、とのみからなる。 1つの花には、先が3裂した雌しべが1個と、3 - 8個の雄しべがある。 はできず、花弁のように見える白い総包は、何のために美しく見せているのか理由はよくわかっていない。 繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するため、放置すると一面ドクダミだらけになり、ほかの雑草が生えなくなる。 強い臭気があることと、地下茎を伸ばしてはびこるため、難防除である。 栽培品種「カメレオン」 利用 [ ] 昔から、、とともに日本の三大民間薬の一つに数えられ、薬効が多岐にわたるところから 十薬とも呼ばれている。 欧米でも東洋のとして人気がある。 葉に斑が入った品種は、観賞用にもされている。 食用 [ ] ドクダミの葉は、加熱することで臭気が和らぐことから、日本ではとしてなどにして賞味されることがある。 日本において料理用のハーブとして用いられることはないが、葉を乾燥させてを製造することがある。 これは一種のとして、のように飲まれることが多い。 どくだみ茶は商品化もされている。 の主原料の1つとしても有名。 地中に伸びる白い根茎にはがあり、日本で食糧難の時代に、茹でて食べていたといわれている。 地上部 経口 識別 別名 十薬 ドクダミは、内服薬として、、、、、などに利用され、としても、、などの排膿や毒下しに用いられる。 として、開花期の地上部の茎葉を陰干し乾燥させたものは、中国の生薬名で 魚腥草（ぎょせいそう）、日本では 十薬（じゅうやく、 重薬とも書く）と称され流通している 、にも収録されている。 生葉も外用のとして利用される。 十薬の煎液には利尿作用、緩下、、の予防作用などがあり 、特に高血圧、動脈硬化予防には必ず花のあるものを選んで採取する。 民間では、花つきの乾燥した全草5 - 20を水500 - 600 で半量になるまでとろ火で煎じ、お茶代わりに3回に分けて服用する用法が知られる。 茎葉を日干しすることによって、特有の臭気は無くなる。 患部の余計な熱を取る薬草で、や熱感を持っている、赤く腫れて熱を持っているや、黄色いが出るのときにもよいと言われている。 ただし、妊婦への服用はとされる。 また、、、、、などには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよく、蓄膿症、慢性、に生葉汁を挿入する。 には、布袋に入れてとして、風呂に入れる。 では解毒剤として用いられ、 魚腥草桔梗湯（ぎょせいそうききょうとう）、 五物解毒散（ごもつげどくさん）などに処方される。 しかし、ドクダミ（魚腥草、十薬）は単独で用いることが多く、漢方方剤として他の生薬とともに用いることはあまりない。 薬理成分 [ ] 生の地上部の茎葉の特異な臭気は、という成分で、これには制菌作用がある。 花には、茎葉にはとが含まれている。 デカノイルアセトアルデヒド - 生のドクダミに特有の臭気成分で、。 抗菌作用、抗カビ性がある。 やも殺す作用がある。 乾燥させると酸化されて抗菌効果は失われる。 ラウリルアルデヒド - デカノイルアセトアルデヒドと同様にドクダミ特有の臭気成分で、抗菌作用がある。 クエルシトリン - 利尿作用、動脈硬化の予防作用• クエルセチン - 毛細血管を丈夫にする作用、利尿作用。 カリウム塩 - 利尿作用、動脈硬化の予防作用。 副作用 [ ] ドクダミ茶の飲用によるが報告されている。 肝機能検査値（ , ）の上昇例が報告されている 脚注 [ ] []• 108. 290. , pp. 109—111. 日本語. タスクル 暮らしのお悩み解決サイト. 2018年10月3日閲覧。 109. , p. 111. 医療法人社団永徳会 皿沼クリニック. 2020年1月23日閲覧。 120. 177. 107. , pp. 58—59. 、「」、『日本調理科学会誌』Vol. 41 2008 No. 3 p. 204-209• 医薬品情報21• 田内一民： 日本総合健診医学会誌 Vol. 28 2001 No. 3 P384-390 参考文献 [ ]• 大嶋敏昭監修『花色でひける山野草・高山植物』〈ポケット図鑑〉、2002年5月20日、290頁。 貝津好孝『日本の薬草』〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、1995年7月20日、50頁。 亀田龍吉『 ルーペで発見! 雑草観察ブック』、2019年3月15日、58 - 59頁。 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著『花と葉で見わける野草』、2010年4月10日、177頁。 主婦と生活社編『野山で見つける草花ガイド』、2007年5月1日、120頁。 田中孝治『 効きめと使い方がひと目でわかる 薬草健康法』〈ベストライフ〉、1995年2月15日、98 - 99頁。 馬場篤『薬草500種－栽培から効用まで』大貫茂（写真）、、1996年9月27日、77頁。 深津正『植物和名の語源探究』、2000年4月25日、107 - 112頁。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキスピーシーズに に関する情報があります。 外部リンク [ ]•
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