マニュアルは非常に応用が利くトリックで、オーリーやフリップ、カーブトリックと複合させることで、スケートの可能性を大きく広げることが出来ます。 例えば、カーブボックスにキックフリップでエントリーし、そのままマニュアルにつなげ、またフリップでアウトする。 これで「キックフリップ・マニュアル・キックフリップアウト」という立派な複合トリックになります。 キックフリップだけでなく、ほとんどのフラットトリックはマニュアルと複合させられるので、組み合わせは無限にあります。 近年では危険度の高いハンドレールやステアなど、大きなセクションを得意とするプロが注目される傾向にありますが、非常にテクニカルなマニュアルトリックで人気を博しているプロスケーターもいるので、このHOWTOの最後で紹介します。 また、マニュアルを練習することはスケボーのバランス感覚を養う重要な訓練にもなります。 バランス感覚はカーブトリックや、大きなセクションにトライするときなど、様々なシーンで必要とされます。 スケボーを楽しむために是非マスターしておきたいトリックです。 前足にかける力のコントロールは主に頭から常に一定の力を加え、それでも生じるずれは前の肩を上下に動かしてコントロールすると良いでしょう。 あまり体の各部の動きにとらわれると全体の動きに気が回らなくなるので、頭の位置を前足と合わせ、1の力の量が安定的に前足に加えられていることを第一に意識すると良いでしょう。 肩の動きは自然に行えることが多いです。 マニュアルの練習法 最初からバランスを保ってマニュアルするのは難しいですが、止まってバランスを取る練習をする必要はありません。 マニュアルは前進する力も使ってバランスを取るので、止まって練習するのは良くないですし、逆に難しいです。 マニュアルの効率的な練習方法は、まず目標距離を定めて、その距離をマニュアル出来たら、どんどん長い目標を定めいくことです。 はじめは50cmから1mくらいからスタートし、2m、4m…と徐々に距離を伸ばしていきます。 5〜10mを目標に練習しましょう。 バランスの取り方が分かってくると、それまでノーズ周辺に向いていた視線を進行方向に向けるようにすると更に安定するようになります。 オーリーだけでなく、フリップトリックやカーブトリックなどとマニュアルを繋げるコツは先のトリックから着地する直前に、既にマニュアルの体勢が整っていることです。 デッキに対する頭の位置や、重心、足の位置がスムーズにマニュアルができる状態になっていれば、着地した後も安定したマニュアルをすることが出来ます。 これには、エントリーするトリックと、マニュアル両方を安定してメイク出来る必要があり、360フリップや180系のトリックなど、着地時の体勢が安定しにくいトリックほど難易度が高くなります。 マニュアルのアウトやマニュアルの途中にオーリーやフリップトリックをするには、マニュアルをしながら重心を崩さずにスタンスを作れるかということと、ノーズを少し下げてタメを作ることが重要です。 例えばマニュアル・キックフリップアウトを観察すると、スケーターはマニュアル中に足を動かし、キックフリップのスタンスを作り、キックフリップをする直前に一瞬ノーズを下げ、テールキックをするためのタメを作っていることが分かると思います。 恐ろしく複雑なマニュアルトリックを軽々とメイクする、マニュアルの達人として名高いDaewon Song(ダエウォン・ソン)は、縁石に乗った時点で既にアウトの技のスタンスが出来上がっています マニュアルの達人達 Daewon Song(ダエウォン・ソン).
次の1:03 キックフリップとは• 1:35 練習の条件(オーリー)• 1:50 キックフリップのスタンス• 2:44 まずは止まって練習から• 3:38 フリップの仕方• 5:37 片足で乗ってみよう• 5:58 理想のフリップのフォーム• 7:18 両足で着地してみよう• 8:55 目でしっかり回転を見よう• 9:27 いよいよ滑りながらの練習• 10:18 失敗パターン1(フリップがうまくいかない)• 12:29 失敗パターン2(曲がってフリップする)• 13:37 失敗パターン3(ノーズがあがってしまう)• 14:04 失敗パターン4(前足が乗らない)• 14:37 失敗パターン5(後足が乗らない)• 15:39 自撮りしてフォームをチェックしよう• 16:03 まとめ(3つのコツ) キックフリップが回らない、乗れないという問題を解説してくれるスケボー動画 次はMDAskaterさんのHOWTO動画です。 この動画の良いところは、キックフリップで よくある問題と 解決策を説明してくれているところです。 以下に動画の内容をまとめました。 よくある問題 解決策 回らない• スタンスを浅くする• 前足を寝かせる 回るけど乗れない• 乗りにいくこと• 草の上や滑らない場所でやる• 何かにつかまって練習する テールが上がらないロケットフリップ• スタンスを変える• 前足をノーズに向かって擦る• 下に擦らないこと• まっすぐ擦る 空振る• 重心を後ろにする これらのことが動画をみるとわかります。 キックフリップの前足動作を解説してくれるスケボー動画 こちらは、キックフリップの前足の使い方の動画です。
次のわたしは、キックフリップとオーリーは、全く同じスタンスでやります。 キックフリップする時の重心 重心は、若干前足に置くとやりやすいです。 重心の割合• 前足6• 後ろ足4 オーリーと同じでテール側に重心を置くとそり返る危険があるので、若干ノーズ側に重心を置いたほうが着地が安定します。 キックフリップのタイミング キックフリップは、タイミングが命です。 タイミングが早すぎるとボードが回りすぎたり、前足を下に蹴って高さが出なくります。 キックフリップはタイミングが命• テールを叩く前にオーリーを入れる• しっかりオーリーを入れないと斜めに回転する• テールを叩くと同時に前足を抜く• タイミングが早いと回りすぎる• タイミングが遅いと回り切らない 一番いいタイミングは、テールを叩くと同時に前足を蹴り抜くことです。 テールを叩いたら前足は、すでにボードを蹴り抜いているイメージが大事です。 キックフリップの練習方法 キックフリップは、オーリーとは違いボードを回転させるので初めは両足で乗るのが怖いと思います。 キックフリップの練習をスタートするときのオススメの練習方法を3つのステップに分けて紹介します。 前足だけで板を回転させる• 回転させる感覚を掴む 前述したキックフリップの蹴り方3つのコツを意識するとやりやすいです。 テールを叩くと同時に前足を蹴り抜くイメージを意識しながら繰り返してみて下さい。 初めはボードが回転するので怖いと思いますが、一度やってしまえば恐怖は無くなります!慣れれば怖くないので思い切ってやってみましょう! 注意点 はじめのうちは、両足で乗りにいくのに慣れていないので、緊張で体の動きが固くなりがちです。 わたしは、乗りゴケを沢山しました。 でも、コケる回数が増えるほど、自然と恐怖心もなくなってきます。 リラックスして• タイミング良く• スムーズに蹴り抜く がポイントです。 文章だと長く感じますが、実際はこれを一瞬で行います 前足は斜め後ろに蹴り抜く 最初は、進行方向に対して斜め後ろの方向に蹴り抜くとやりやすいです。 あまり後ろに蹴り抜きすぎると高さが出なくなるので注意です。 ボードのコンケーブあたりを蹴り抜くといいです。 前足はスナップを効かせる 前足首をボードに寝かせてから一気にスナップを効かせて蹴り抜きます。 スナップを効かせる事でボードの回転が早くなります。 そうすると綺麗にボードをキャッチする事ができるようになります。 うまくなるとボードから自分の足の裏にくっついてきます。 前足で蹴るときの注意点 あまり足首でスナップを意識し過ぎると、無理な体勢になって怪我をする危険があります。 最初は、スナップを意識しないで、とりあえずボードを回転させる事だけをやってみてください。 慣れてきたら徐々にスナップを効かせる事を意識しながら練習しましょう!.
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