蛍草 レビュー。 みんなのレビュー:螢草/葉室麟 (著)

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蛍草 レビュー

連続ドラマレビューランキング 順 タイトル 総合評価 1 4. 70 2 4. 28 3 4. 17 4 4. 00 4 4. 00 6 3. 91 7 3. 85 8 3. 74 9 3. 66 10 3. 64 11 3. 63 12 3. 61 13 3. 56 14 3. 52 15 3. 45 15 3. 45 17 3. 35 18 3. 29 18 3. 29 20 3. 20 21 3. 18 22 3. 15 23 3. 14 24 2. 88 25 2. 77 26 2. 73 27 2. 70 27 2. 70 29 2. 59 30 2. 48 31 2. 42 32 2. 29 33 2. 22 34 2. 15 35 2. 00 35 2. 00 37 1.

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ドラマ【螢草 菜々の剣】1話ネタバレ感想|清原果耶主演の時代劇がスタート

蛍草 レビュー

投稿者: よっちゃん - 日経の書評欄で絶賛されていたのが記憶にあって、『蜩の記』以来、久しぶりの葉室麟だった。 葉室麟は武士社会のしがらみから抜け切れない人物たちの織りなす文字通り命がけの恋あるいは忍ぶ恋など、峻烈の生き様に宿るぬくもりがじんわりとわたしら年代のものの胸に染み入る………大人の純愛を描いては数少ない名手でもある。 」 ただこの作品は 「『爽快&軽快』時代エンターテインメント!」とのキャッチフレーズで、さらに大きな文字で、「日本晴れの読み心地!」とあった。 今までの作風とは違うかもしれないといささか不安な気持ちがありながらの期待があった。 「菜々は武家の出ということを隠し、奉公に出る。 父が無念の切腹を遂げ、家は断絶、母も逝き、ひとりのこされた菜々は十六歳で女中となった。 だが奉公先の風早家は温かい家だった。 当主の市之進は二十五歳と若いが、俊才で人望厚く、妻の佐知は心根の優しい美しい人で、菜々を妹のように思って可愛がってくれる。 幼い二人の子どもは菜々によく懐いた。 しかし、敬慕する市之進に危機が迫っていた。 藩の困窮を憂慮し、不正を糾そうとする市之進のことが邪魔で仕掛けられた罠………その首謀者は、かつて母の口から聞いて父の仇、轟平九郎であった。 密かに剣術の稽古を積む菜々。 胸に強い思いを秘め、ついに強敵、平九郎と対峙するときが来る………。 」 先代藩主の不正を追及したために自刃させられた父の無念。 当主・市之進にもまた、父の仇である轟平九郎の邪剣が迫る。 市之進は不正を暴くことができるのか? 天性の剣才・菜々は平九郎を討ち取れるのだろうか? 菜々の市之進に寄せる慕情のゆくえは? 使い古されたお家騒動にこれもまた月並みな恋愛劇に人情噺である。 善意の人たちに助太刀された娘の仇討であるが、腹ペコの壇浦五兵衛=だんご兵衛、髑髏模様のお舟さん=おほねさん、幽霊と間違えた椎上先生=死神先生、異様な面体の湧田の権蔵=駱駝の権蔵などオヤジギャグほどにも笑えないようなあだ名の助っ人の面々であるから、猿蟹合戦の物語を子どもに話し聞かせるような塩梅で、重厚感がまるでなくなっていた。 若い世代には受けるのだろうか? わたしにとっては葉室麟の異色作ではあっても、ライトノベル風癒し系時代小説であって、おおいにあてがはずれました。 25歳の主人市之進は家族と女中と共に食事を摂る家族思いの男で,奥方の佐知は優しく子ども思いで,菜々の憧れだ。 奉公を始めたのは,叔父嫁が煩いことや,従妹との結婚を考えている宗太郎が煩わしいこともあるが,城勤めの父が刃傷に及んで切腹させられた張本人の轟平九郎を捜し出し,仇を討つことが希望だったからだ。 正助ととよも可愛く,良い家に奉公したと喜んでいるが,気懸かりは奥方が死んだ母と同じような嫌な咳をしているからだ。 半知借上で家計は楽でなく,野菜を貰いに村に一月に一度行くことを許された帰り道,小汚い浪人の行き倒れに出会い,思わず団子20皿を奢ることになってしまった。 浪人の名は壇浦五兵衛というが,菜々の頭にはだんご兵衛と焼き付かれた。 ある日,村からの帰り道で,鏑木藩の剣術指南に納まっただんご兵衛を訪ね,団子の礼に月に一度の剣術指南を願って渋々引き受けさせたが,主家に帰ると,若侍の桂木仙之助が門前にいて,狂犬が出て注意をしなければならないのに,子ども達が遊びに出掛けて帰って来ないのを病気をおして佐知は探しに行ったという。 雨が降る中,母子を狙っている犬を見つけ,だんご兵衛の突きの心得を思い出した菜々は,傘を突き出して,犬を倒したが,雨に濡れて佐知の病状は重くなった。 市之進は家宝の茶碗を質草に十五両を借り受けて来て欲しいと菜々に願う。 質店は元芸者の舟という後家が切り盛りしているが,茶碗を丁寧に畳みに置く仕草を見て一芝居打ち,髑髏の半纏を着た女主人をおほねさんと記憶した。 人参の効果もなく,子どもの世話を菜々に託して,佐知は労咳で亡くなり,号泣した。 藩政を改革したい風早市之進の家には,改革派の武士が集まってきたが,隠居した大殿が出入り商人の日向屋と結託して資金を得て政を壟断しているらしい。 それを手引きした江戸詰めの轟がお国入りをした。 悪を除こうとする若侍は数を恃んで平九郎を暗殺しようとするが,傷を負わされて敗れ去った。 改革派の柚木弥左衛門が市之進を訪れ,罠を仕掛けてくると忠告を受け,市之進は菜々を呼び,江戸に送られたら家宝の茶碗を持ち出して暮らしを立てうことと,菜々の父が大殿の不正を証す書面を捜し出して欲しいと願った。 心配は現実のものとなり,門は閉じられ,平九郎が乗り出してきて書面を捜すが,女中が大したものを持つはずがないと見逃された。 質屋を頼ると,隠居所の荒れ屋を借りることができ,大八車も借り受けて,従兄の宗太郎が運んでくれる野菜を商うことで生計を立て,裏に住む椎上(死に神)という儒者に子どもらの手習いを頼み,正助には自分に代わってだんご兵衛の剣術指南を受けさせた。 母の遺した金と共に赤村から運び出した父の遺品の中に駱駝の絵を見つけた。 商いが巧く回り始め,地回りのヤクザに場所代を払えと脅されるが,見よう見まねが得意な菜々は子分達を返り討ちにしたが,涌田の権蔵という大男の親分には木刀をへし折られてしまった。 とよが小石を投げつけると,ラクダの親分は大袈裟にひっくり返って退散し,翌日は詫びだと言って,あばら屋の修理をしてくれる。 江戸に送られて詮議を受ける市之進を峠まで見送り,菜々は佐知に教えられた螢草を月草と呼ぶ和歌を大声で読み上げ,こどもをしっかり世話することを暗に伝えたが,結果,市之進は死罪にはならず,北国に流刑となった。 桂木仙之助が菜々を訪れ,無実を証明する書面が見つかったら教えて欲しいと云ってきたため,父の遺した和歌の本の父の書き込みの解読を死に神先生に頼むと,本を開かないから解らないのだ説教をされ,めくると他と違い暑い箇所がある。 貼り合わせて書面を隠していたのだった。 その事を野菜売りの最中に仙之助に話すと,仙之助は平九郎に脅されて動いていることを恥じ,預かれないと言う。 その夜,血まみれの仙之助がやってきて,平九郎がやってくるので直ぐ逃げろと告げるが,時既に遅く,助っ人・権蔵も斥けられ,子どもを殺すと菜々は脅されて,米櫃に隠した書面を差し出して焼かれてしまった。 約束を反故にして,皆殺しにしようとする平九郎の前に現れたのはだんご兵衛。 小娘に何もできないと踏んだ平九郎は,分が悪いと引き揚げた。 殿様が国入りする時に武芸大会が開かれると聞いた菜々は,審判を務めるだんご兵衛に,殿様の前での敵討ちを願ってくれないか,一太刀を避ける方法の伝授も願う。 自分が殺した武士の娘だと判った平九郎は立会に同意し,御前試合が真剣で行われる。 手練れの手は見えないと考えた菜々は目を瞑って対峙するが,平九郎は後ろに回って首筋を狙っていた。 とよが自分を呼ぶ声を聞いた気がして目を開けた菜々は眼前にいない相手の気配を後に感じて跳び,刃筋をかわして,父の脇差しを鞘に収め,主君の前に走り出て,書面を差し出し,吟味を願った。 柚木の取りなしで,書面を見た殿は,菜々の身柄の安全を保障し,市之進を呼び戻す算段を始める。 閉じられていた門は開けられ,正助ととよは,市之進の叔父夫婦に迎えられたが,帰国する市之進には家老の娘との縁談があると,菜々が家に入るのを許さない。 宗太郎は村に帰ってこいと誘うが,野菜と草鞋を辻で商う菜々に良い品と藁を届けてくれる。 大八車が軽くなるのを感じた菜々は,正助ととよが,自分を母上と呼ぶのを聞く~いやぁ,いい話だわぁ・・・。 今月の一番だな。 地味な装幀で,露草に似た絵が書いてるが,ホタルグサっていうのかぁと思っていたが,螢草・月草は露草の別名だった。 風早家の家族は主人の市之進25歳、奥方の佐知23歳、嫡男の正助4歳、娘のとよ3歳。 その他は通いの家僕甚兵衛と住み込み女中の菜々。 精錬な市之進と美しく優しい佐知に温かく接してもらい、いたずら好きで元気で素直な子供達に懐かれて、充実して仕事に励んでいた菜々だが、藩政の不正を正そうとする市之進には危険が迫っていた。 市之進を陥れ、亡き者にしようと企むのは轟平九郎という剣の達人だったが、その男は菜々の父親である安坂長七郎が藩の不正の事実を掴んだ時に謀で長七郎を切腹に追い込んだという「父の仇」だった。 佐知が労咳で亡くなり、市之進が囚われて江戸送りになるという不幸が重なり、菜々は幼い子供達を預かり、野菜売りをしながら懸命に生きていくことになる。 菜々の懸命さ、ひたむきさ、主人への忠義心、機転が利く利発さ、前向きに頑張るパワーなどに絆されたように、菜々の味方になって助けてくれる人達も現れる。 剣術指南役の壇浦五平、質屋のお舟、やくざ者の湧田の権蔵、儒学者の椎上節斎、故郷の叔父宗平や従兄弟の宗太郎などに助けられて暮らしていたが、ある時御前試合で敵討ちをする機会が訪れる。 菜々は御前試合の場で、直訴によって父親の残した「不正の証拠」を藩主に渡すことに成功し、父親汚名をそそぐと同時に囚われていた市之進の無実をも明らかにする。 【感想】 気軽に読めて読後感が爽やかな楽しい小説。 登場人物がほぼ皆「良い人」ばかりで、みな生き生きとしている。 結末が予想されるが、安心して物語を楽しみたい人には向いている。 頑張った人が報われるという単純さが良い。 『蜩ノ記』のような読み応えはないが、複雑な状況説明の煩わしさもないのが気軽に楽しめる要素となっている。 それ以降、母の実家の村の 片すみで二人暮らしだった菜々。 母の死をきっかけに、16歳の時に、 城下の武家屋敷風早家の女中奉公に上がる。 奉公先では、家族のように接してもらうが、 妻は病死、主人の市之進も無罪の罪で投獄されてしまう。 市之進を陥れたのは、父の敵でもある轟平九郎と知る。 残された二人の子どもたちを守りながら、 轟への敵討ちと、市之進を助けるために頑張る。 そう、頑張る!という言葉がしっくりくるような 16歳の女の子の物語。 菜々を助けるために味方についてくれる、 質屋の女主人、剣術武士、学術者などのチカラを借りて まっすぐに突き進んでいく姿が爽快。 女の子なので、恋も忘れてないところがいいなぁ。 女の子の歴史エンタメ恋愛あり的。 蛍草は露草の異名で、「蛍がひと夏だけ輝いて命を終えます。 だからこそ、けなげで美しいのでしょうが、ひとも同じかもしれ ませんえ。 」と、作中で語られる。 鏑木藩の普請方で、不正を告発しようとしてかえって罪に陥れ られて死んだ父の仇を討ちたい娘菜々は、母の死後、庄屋を している叔父の家を出て、風早家の女中に奉公に出る。 ひたむきに働く菜々は、風早家の家族から気に入られるが、 妹のように慈しんでくれた奥方の佐知が病没し、いとこからの 求婚も断って、残された子供を世話する。 藩の不正を絶とうとする若手のリーダーである当主の市之進が、 菜々の仇によって陥れられ、北国に流され、家も追い出されると、 菜々は、指南役の「だんご兵衛」、質屋の「おほね」、儒者の「し にがみ」先生、地回りの「らくだ」の親分(みんな菜々の聞き間違 い)らに助けられながら、野菜と草鞋を売って子供たちを養い、 市之進の無実を証明する行動に出る。 ぐいぐいひきこまれ、すがすがしい読後感には浸れるが、 葉室麟 らしい骨太な作品ではないことが、少々物足りない。

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みんなのレビュー:螢草/葉室麟 (著)

蛍草 レビュー

【内容情報】(出版社より) 早くに両親を亡くし十六歳で奉公にでた菜々だったが、主人の風早市之進が無実の罪を着せられてしまう。 驚くことに市之進を嵌めたのは、無念の死を遂げた父の仇敵だった。 風早家の幼き二人の子を守るため菜々は孤軍奮闘し、一世一代の大勝負にでる。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 切腹した父の無念を晴らすという悲願を胸に、武家の出を隠し女中となった菜々。 意外にも奉公先の風早家は温かい家で、当主の市之進や奥方の佐知から菜々は優しく教えられ導かれていく。 だが、風早家に危機が迫る。 前藩主に繋がる勘定方の不正を糺そうとする市之進に罠が仕掛けられたのだ。 そして、その首謀者は、かつて母の口から聞いた父の仇、轟平九郎であった。 亡き父のため、風早家のため、菜々は孤軍奮闘し、ついに一世一代の勝負に挑む。 日本晴れの読み心地を約束する、極上の時代エンターテインメント。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 葉室麟(ハムロリン) 1951年北九州市小倉生まれ。 西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞しデビュー。 07年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、12年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです).

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