リンデロン 痔。 リンデロンVG軟膏の効果まとめ!同じ効能の市販薬はある?

【薬剤師が解説】リンデロンVG軟膏の効果・副作用と使い分け

リンデロン 痔

リンデロンV(一般名:ベタメタゾン吉草酸エステル)は1966年から発売されているお薬で、外用ステロイド剤になります。 「リンデロンV軟膏」「リンデロンVクリーム」「リンデロンVローション」の3つの剤型があります。 外用ステロイド剤とは、皮膚に塗るタイプ(塗り薬)のステロイド剤の事で、皮膚の炎症を抑えたり、厚くなった皮膚を薄くする作用などを持ちます。 塗り薬は飲み薬のようにお薬の成分が全身に回らないため、効かせたい部位にのみしっかりと効き、それ以外の部位にほとんど作用しないため安全性に優れます。 塗り薬はたくさんの種類があるため、それぞれがどのような特徴を持つのか一般の方にとっては分かりにくいものです。 リンデロンVはどんな特徴のあるお薬で、どんな患者さんに向いているお薬なのでしょうか。 ここではリンデロンVの特徴や効果・効能、副作用についてみてみましょう。 1.リンデロンVの特徴 まずはリンデロンVの特徴をざっくりと紹介します。 リンデロンVは皮膚に塗る外用ステロイド薬であり、皮膚の炎症を抑えてくれます。 外用ステロイド薬の中での強さは「強い」(5段階中3番目)になります。 ステロイド外用剤(塗り薬)の主なはたらきとしては次の3つが挙げられます。 免疫反応を抑える• 炎症反応を抑える• 皮膚細胞の増殖を抑える ステロイドは免疫反応(身体がばい菌などの異物と闘う反応)を抑える事で、塗った部位の炎症反応を抑える作用があります。 これにより湿疹や皮膚炎を改善させたり、アレルギー症状を和らげたりします。 また皮膚細胞の増殖を抑えるはたらきがあり、これによって厚くなった皮膚を薄くする作用も期待できます。 リンデロンVもステロイド外用剤の1つですが、外用ステロイド剤は強さによって5段階に分かれています。 表示上は「強い」となっていますが、外用ステロイドの中では中くらいの強さという位置づけです。 リンデロンVは外用ステロイド剤の中でも古いお薬です。 そのため、このリンデロンVを基準(中くらいの強さ)として、その後の外用ステロイド剤が開発されていったという歴史があります。 ステロイドはしっかりとした抗炎症作用(炎症を抑える作用)が得られる一方で、長期使用による副作用の問題などもあるため、皮膚症状に応じて適切な強さのものを使い分ける事が大切です。 強いステロイドは強力な抗炎症作用がありますが、一方で副作用も生じやすいというリスクもあります。 反対に弱いステロイドは抗炎症作用は穏やかですが、副作用も生じにくいのがメリットです。 リンデロンVは外用ステロイド剤の中での強さは中くらいであるため、成人であれば四肢・体幹などといった通常の厚さの皮膚に塗るのに適しています。 顔や陰部など皮膚が薄い部位は弱いステロイドを使わないと副作用が出やすいため、リンデロンVを使用する際は注意が必要です。 また頭部や足の裏など皮膚が厚い部位だとリンデロンVでは力不足となってしまう可能性もあります。 ステロイドはどれも長期使用すると、皮膚の細胞増殖を抑制したり、免疫力を低下させたりしてしまいます。 これによって皮膚が薄くなってしまったり感染しやすくなってしまったりといった副作用が生じる可能性があります。 リンデロンVもそういった副作用が生じる可能性はあるため、必要な期間のみ使用し、漫然と塗り続けないことが大切です。 以上からリンデロンVの特徴として次のような事が挙げられます。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 <軟膏・クリーム> 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平苔癬、光沢苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、ジベルバラ色粃糠疹、紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)、紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)、慢性円板状エリテマトーデス、薬疹・中毒疹、円形脱毛症(悪性を含む)、熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)、凍瘡、天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)、痔核、鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創 <ローション> 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、乾癬、皮膚そう痒症、鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創、進行性壊疽性鼻炎 難しい専門用語がたくさん並んでいますね。 これを見ただけではどのような疾患に使えばいいのかイメージが沸かないかと思います。 ステロイド外用剤を用いるのは、• 炎症を抑えたい• 免疫を抑えたい• 皮膚の増殖を抑えたい の3つの状況であり、これを期待したい時に用いられます。 進行性指掌角皮症とはいわゆる「手荒れ」の事で、水仕事などで手を酷使する事により手の皮膚が傷付いてしまい、炎症を起こしてしまう状態です。 ビダール苔癬とはストレスなどが原因となり皮膚の一部に痒みや苔癬が生じる疾患です。 主に首の後ろや大腿部などに生じやすいと言われています。 扁平紅色苔癬はかゆみを伴うたくさんの丘疹(小さな発疹)が融合し、盛り上がってうろこ状になる皮膚疾患です。 紅皮症は様々な原因によって皮膚に炎症が生じ、皮膚が赤くなり、落屑(皮膚が剥がれ落ちる事)などが生じる状態です。 熱傷は熱湯など高温なものが皮膚に当たる事で皮膚が炎症を起こす状態、凍瘡は寒冷刺激によって皮膚が炎症を起こす状態です。 これらの疾患はリンデロンVの炎症を抑えるはたらきが効果を発揮します。 ただし熱傷・凍瘡は急性期は感染リスクも高いため適切な時期に使用する必要があります。 ストロフルスはアレルギー反応の1つで、主に虫に刺された後に生じる皮膚の腫れです。 じんま疹もアレルギーの一種です。 薬疹もお薬が原因で生じるアレルギー反応です。 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は自己免疫疾患です。 自己免疫疾患は免疫(ばい菌と闘う力)が何らかの原因によって暴走してしまい、自分自身を攻撃してしまう病気です。 掌蹠膿疱症では、免疫の異常によって手足に膿胞(膿が溜まった皮疹)が出来てしまいます。 天疱瘡・類天疱瘡も自己免疫疾患で、免疫が自分の皮膚を攻撃してしまう事で水泡が生じる疾患です。 アレルギー疾患や自己免疫疾患は、免疫が過剰にはたらいてしまっている結果生じているため、リンデロンVの免疫力を低下させる作用が効果を発揮します。 乾癬(かんせん)とは皮膚の一部の細胞増殖が亢進していしまい、赤く盛り上がってしまう疾患です。 毛孔性紅色粃糠疹も毛孔(毛穴)に一致して皮膚が赤く腫れ、徐々に皮膚全体が盛り上がってくる疾患です。 瘢痕・ケロイドは傷跡が盛り上がってしまう状態で、皮膚修復の過程で過剰に皮膚が増殖してしまう事が原因です。 これらの疾患にはリンデロンVの皮膚細胞増殖を抑制するはたらきが効果を発揮します。 慢性円板状エリテマトーデスは原因は不明ですが、皮膚の露出部(日光が当たる部位)に円板状の紅斑が生じます。 慢性円板状エリテマトーデスもステロイドにより症状の改善が得られます。 注意点としてステロイドは免疫(身体が異物と闘う力)を抑制するため、ばい菌の感染に弱くなってしまいます。 そのため、細菌やウイルスが皮膚に感染しているようなケースでは、そこにステロイドを塗る事は推奨されていません。 これらの疾患に対してリンデロンVはどのくらいの効果があるのでしょうか。 リンデロンVの上記疾患に対する総合的な有効率は、• リンデロンV軟膏で85. リンデロンVクリームで82. リンデロンVローションで90. 内訳としては、• 湿疹・皮膚炎群(湿潤型)に軟膏を用いた際の有効率は95. 湿疹・皮膚炎群(苔癬化型)にクリームを用いた際の有効率は89. 乾癬に軟膏を用いた際の有効率は65. 乾癬にクリームを用いた際の有効率は63. 乾癬に軟膏の密封法(ODT を用いた際の有効率は95. 乾癬にクリームの密封法(ODT を用いた際の有効率は93. 湿疹・皮膚炎群にローションを用いた際の有効率は90. 密封法(ODT)とは、ステロイド外用剤を塗った後、創部をラップなどで覆って密封する治療法です。 これによりステロイドの効果を数倍に高める事が出来ます。 ただし副作用(感染リスクや皮膚萎縮)も数倍の率で出現しやすくなり、適応は慎重に判断する必要があります。 3.リンデロンVにはどのような作用があるのか 皮膚の炎症を抑えてくれるリンデロンVですが、具体的にはどのような作用があるのでしょうか。 リンデロンVの作用について詳しく紹介します。 ステロイドには様々な作用がありますが、主な作用として免疫抑制作用があります。 免疫というのは身体の中に異物が侵入してきた時に、それを排除する生体システムの事です。 皮膚からばい菌が侵入してきた時には、ばい菌をやっつける細胞を向かわせることでばい菌の侵入や増殖を阻止します。 免疫は身体にとって非常に重要なシステムですが、時にこの免疫反応が過剰となってしまい身体を傷付けてしまうことがあります。 代表的なものがアレルギー反応です。 アレルギー反応というのは、本来であれば無害の物質を免疫が「敵だ!」と誤認識してしまい、攻撃してしまう現象です。 アレルギー反応をきたす疾患の1つに「花粉症(アレルギー性鼻炎)」がありますが、これも「花粉」という身体にとって無害な物質を免疫が「敵だ!」と認識して攻撃を開始してしまう疾患です。 その結果、鼻水・鼻づまり・発熱・くしゃみなどの不快な症状が生じてしまいます。 同じく皮膚にアレルギー反応が生じる疾患にアトピー性皮膚炎がありますが、これも皮膚の免疫が誤作動してしまい、本来であれば攻撃する必要のない物質を攻撃してしまい、その結果皮膚が焼け野原のように荒れてしまうのです。 このような状態では、過剰な免疫を抑えてあげると良いことが分かります。 ステロイドは免疫を抑えるはたらきがあり、これによって過剰な免疫が生じている状態を和らげる作用が期待できます。 一方で免疫を抑えてしまう事で、ばい菌に感染しやすい状態を作ってしまうというデメリットもあります。 免疫がターゲットを攻撃しなくなると炎症が引き起こされなくなるため、これによって炎症を抑える作用(抗炎症作用)が得られます。 炎症とは、• 発赤 (赤くなる)• 熱感 (熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛みを感じる) の4つの徴候を生じる状態のことです。 炎症は何らかの原因で身体がダメージを受けた時に生じる現象で、例えば感染したり受傷したりすることで生じます。 またアレルギーでも生じます。 みなさんも身体をぶつけたり、ばい菌に感染したりして、身体がこのような状態になったことがあると思います。 これが炎症です。 皮膚に炎症が起こることを皮膚炎と呼びます。 皮膚炎も外傷でも生じるし、ばい菌に感染することでも生じるし、アレルギーでも生じます。 ステロイドは免疫を抑制することで、炎症反応を生じにくくさせてくれる作用があります。 そのため外用ステロイド剤(ステロイドの塗り薬)は皮膚炎を改善させる作用が期待できます。 これは主に副作用となる事が多く、強いステロイドを長期間塗り続けていると皮膚が薄くなっていき毛細血管が目立って赤みのある皮膚になってしまう事があります。 しかし反対に皮膚が肥厚してしまうような疾患(乾癬や角化症など)においては、ステロイドを使う事で皮膚細胞の増殖を抑え、皮膚の肥厚を改善させることも出来ます。 スポンサーリンク 4.リンデロンVの副作用 リンデロンVの副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。 また副作用の頻度はどのくらいなのでしょうか。 リンデロンVの副作用発生率は3. 41%と報告されています。 リンデロンVは塗り薬で全身に投与するものではないため、副作用が多いお薬ではありません。 ステロイド剤ですので、漫然と塗り続けないように注意は必要ですが、正しく用いれば安全に使う事は十分に可能です。 生じる副作用としては• 毛嚢炎・癤(せつ)• 皮膚刺激感 などになります。 ステロイドは免疫を低下させてしまうため、ばい菌に感染しやすくなって毛嚢炎やせつ(いわゆる「おでき」)、真菌感染を起こしてしまうリスクがあります。 またステロイドの長期塗布は皮膚を薄くしてしまうため、それによって刺激感が認められた理皮膚萎縮などが生じる事があります。 いずれも長期間使えば使うほど発生する可能性が高くなるため、ステロイドは漫然と使用する事は避け、必要な期間のみしっかりと使う事が大切です。 また滅多にありませんが、重篤な副作用として、• 緑内障(眼圧亢進)• 白内障 などの可能性が報告されています。 また、ステロイドは免疫力を低下させるため、免疫力が活性化していないとまずい状態での塗布はしてはいけません。 具体的にはばい菌感染が生じていて、免疫がばい菌と闘わなくてはいけないときなどが該当します。 このような状態の皮膚にリンデロンVを塗る事は禁忌(絶対にダメ)となっています。 ちなみに添付文書には次のように記載されています。 【禁忌】 1 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等) 2 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者 3 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎 4 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷 これらの状態でリンデロンVが禁忌となっているのは、皮膚の再生を遅らせたり、感染しやすい状態を作る事によって重篤な状態になってしまう恐れがあるためです。 5.リンデロンVの用法・用量と剤形 リンデロンVには、 リンデロンV軟膏0. リンデロンVの「V」は「Valerate」から来ています。 これは「吉草酸エステル」の事です。 リンデロンVの一般名は「ベタメタゾン吉草酸エステル」ですが、「ベタメタゾンの吉草酸エステルですよ」という意味です。 ちなみに塗り薬には「軟膏」「クリーム」「ローション(外用液)」などいくつかの種類がありますが、これらはどのように違うのでしょうか。 軟膏は、ワセリンなどの油が基材となっています。 長時間の保湿性に優れ、刺激性が少ないことが特徴ですが、べたつきは強く、これが気になる方もいらっしゃいます。 また皮膚への浸透力も強くはありません。 クリームは、水と油を界面活性剤で混ぜたものです。 軟膏よりも水分が入っている分だけ伸びがよく、べたつきも少なくなっていますが、その分刺激性はやや強くなっています。 ローションは水を中心にアルコールなどを入れることもある剤型です。 べたつきはほとんどなく、遣い心地は良いのですが、保湿効果は長続きしません。 しかし皮膚への浸透力は強く、皮膚が厚い部位などに使われます。 リンデロンVの使い方は、 通常、1日1~数回、適量を患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。 と書かれています。 実際は皮膚の状態や場所によって回数や量は異なるため、主治医の指示に従いましょう。 6.リンデロンVの使用期限はどれくらい? リンデロンVの使用期限って、どのくらいの長さなのでしょうか。 「家に数年前に処方してもらった塗り薬があるんだけど、これってまだ使えますか?」 このような質問は患者さんから時々頂きます。 これは保存状態によっても異なってきますので、一概に答えることはできませんが、適正な条件(遮光・気密容器・室温保存)で保存されていたという前提だと、• 軟膏・クリームは4年• ローションは3年 が使用期限となります。 7.リンデロンVが向いている人は? 以上から考えて、リンデロンVが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 ここから、皮膚の免疫反応が過剰となって炎症が生じている時、皮膚が異常に厚くなってしまっている時に使用する塗り薬だと考えられます。 ステロイドの中での効果は中くらいであり、主に成人の四肢・体幹に生じた皮膚疾患に対して用いられます。 子供の皮膚や成人の顔・陰部などは皮膚が薄く敏感であるため、リンデロンVを用いる際は注意が必要で、一般的にはより弱い外用ステロイドから始めます。 また頭部が足の裏などの皮膚が厚い部位は、リンデロンVだと力不足となってしまう事もあり、場合によってはより強い外用ステロイドを用いる事もあります。 また、これはステロイド全てに言えることですが、ステロイドは漫然と使い続けることは良くありません。 副作用をなるべく起こさないためには、必要な時期のみしっかりと使い、必要がなくなったら使うのを止めるという、メリハリを持った使い方が非常に大切です。 カテゴリー• 247•

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【薬剤師が解説】リンデロンVG軟膏の効果・副作用と使い分け

リンデロン 痔

肛門は2つの異なる組織が 接合したもの 実は初期の胎児の肛門には穴は開いていません。 子宮内で成長するにつれて、口のほうから下がってきた腸と、おしりからくぼんできた皮膚がつながって、一本の通り道になり肛門ができます。 このつながった境界線は、「歯状線(しじょうせん)」と呼ばれ、歯状線より上は粘膜部分、下は皮膚部分となっています。 また、肛門内側と出口付近には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分があります。 歯状線より上の直腸粘膜の静脈叢周辺には知覚神経(痛みを感じる神経)は通っていませんが、歯状線より下側の皮膚部分の静脈叢には、知覚神経が通っています。 このように肛門は、血管や神経などの構造のほか、伸縮性などが異なる2つの組織が同居したデリケートな構造になっています。 「おしりの穴」と「肛門」は同じ!? 痔は大きく分けて3種類 痔には、主にいぼ状のはれができる「いぼ痔(痔核)」、肛門の皮膚が切れる「きれ痔(裂肛)」、肛門に膿のトンネルができる「痔ろう」の3種類があります。 このうち、いぼ痔には、肛門内側にできる「内痔核(ないじかく)」と、肛門の外側にできる「外痔核(がいじかく)」とがあります。 直腸粘膜側の組織には知覚神経が通っていないため、肛門内側にできるいぼ痔(内痔核)では痛みを感じないのですが、歯状線より下の皮膚部分には知覚神経が多く通っていますので、きれ痔(裂肛)や、肛門の外側にできるいぼ痔(外痔核)には痛みを感じます。 このように痛みの有無で痔のおおよその位置がわかります。 また、歯状線にあるくぼみに細菌が侵入して感染し、化膿した膿がトンネルを作って貫通すると、 「痔ろう」になります。 「いぼ痔」「きれ痔」「痔ろう」 それぞれの違いは?.

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今回は、 痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)・痔瘻と大きく3つの種類がある 「痔」について、 痔の種類別に効果があるおすすめの市販薬を紹介します! いまや現代の 日本人の3人に1人はかかっているといわれている 「痔」。 お尻の穴(肛門)が痛い・痒いーーー!!! っと、病院に行って医師に診断してもらった方が良いと分かっていても、• 先生・看護師さんに診てもらうのは恥ずかしい• どんな診療をされるのか不安 特に初めての経験の場合、 病院に対して色んな不安があるものです。 自分のデリケートゾーンを他人に診てもらうのは恥ずかしい。 そこで、• 座薬・軟膏・注入型軟膏タイプなど種類もさまざま• プリザエース・ボラギノールなど銘柄もたくさん そんな痔のお薬について、 自分に合ったお薬に出会える為に、 「痔」に効果があるお薬の選び方のポイントと、薬局や通販で買えるおすすめの市販薬を紹介します! まずは、 痔のお薬の選び方からご紹介します! 痔には、 痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)・痔瘻と大きく3つの種類があります。 肛門にいぼができるいぼ痔(痔核)• 肛門の皮膚が切れる切れ痔(裂肛)• 肛門に膿が溜まる痔瘻と肛門周囲膿瘍 それぞれの痔に適したお薬を選ぶことがポイントです! いぼ痔には、 肛門の内側にできる 「内痔核」と肛門の外側にいぼが出てきている 「外痔核」の2種類があります! 痔瘻と肛門周囲膿瘍については、市販薬では痛みを一時的に緩和することが出来ても 自分で治すことは出来ませんので、すぐに病院で診療してもらうことをおすすめします! そのため、ここでは いぼ痔(内痔核・外痔核)と切れ痔(裂肛)に効く市販薬の選び方を紹介していきます! いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)をどちらにしても、 なかなか治らない痔には、舌下錠・錠剤・カプセル・顆粒剤などの内服薬がおすすめです。 様々なタイプがありますので、自分の服用しやすいタイプの内服薬を選ぶことが出来ます。 口から服用することで痔に効く有効成分が患部に行き届き、痔の根元を小さくするなど、身体の中から痔の症状を改善してくれます。 痔は生活習慣が大きく影響していた、特に便秘は天敵です。 その天敵である「便秘」を改善する成分が配合されているお薬もあります。 「軟膏」や「注入軟膏」のような外用薬に比べると痛みや出血などをすぐに抑えるなどの即効性はありませんが、ゆっくりと効果を実感することが出来ます! 局所麻酔成分• アミノ安息香酸エチル• 塩酸ジブカイン• リドカイン など・・・ 痛みや痒みを抑えたい場合はこれらの、『局所麻酔成分』の配合されたお薬がおすすめです。 局所麻酔成分は、その名の通り薬を塗った患部の感覚を一時的に麻痺させることで、 痛みや痒みを鎮めるといった効果があります。 特に患部の痛みが強い時には、 塩酸ジブカインや リドカインが配合されたものがおすすめです。 『痔』に効くおすすめ市販薬を紹介します! これまでに、さまざまなタイプがある痔のお薬について、おすすめの薬の種類と症状に効果がある薬の成分について紹介してきました。 前置きが長くなりましたが、実際どんな薬が販売されていて、 どれがおすすめなのか皆様気になっていると思います。 それでは早速ですが、 実際に市販されているおすすめの痔の薬を• 『坐剤』• 『軟膏』• 『注入軟膏』• 商品紹介• 4種の成分がはたらいて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。 プレドニゾロン酢酸エステルが出血、はれ、かゆみをおさえ、リドカインが痛み、かゆみをしずめます。 アラントインが傷の治りをたすけ組織を修復するとともに、ビタミンE酢酸エステルが血液循環を改善し、痔の症状の緩和をたすけます。 効果の発現をよくするため、体温ですみやかに溶ける油脂性基剤を用いて患部に直接作用するよう製剤設計しています。 刺激が少なく挿入しやすい油脂性基剤が傷ついた患部を保護し、スムーズな排 便をたすけます。 止血成分 ー 局所麻酔成分 リドカイン 抗ヒスタミン成分 ー ステロイド成分 ヒドロコルチゾン酢酸エステル Vザックエース坐剤 中外医薬生産 商品紹介• 痔疾患は,静脈のうっ血が原因となって,炎症,痛み,かゆみ,出血を引き起こし,さらに肛門部の抵抗力が低下すると,腸内細菌や化膿菌等の感染によって症状が悪化して,複雑な痔となってしまいます。 このような痔疾患の治療には,まず局所の炎症を鎮め,痛みや出血の原因を早めに正しい方法で取り去ることが大切です。 Vザックエース坐剤は,痔に効果のある薬剤を肛門内のどの患部へも的確に届けることができるので,激しい痔の痛み・かゆみ・出血等の諸症状にも,より確実に,優れた効果をあらわします。 止血成分 ー 局所麻酔成分 リドカイン 抗ヒスタミン成分 クロルフェニラミンマレイン酸塩 ステロイド成分 ヒドロコルチゾン酢酸エステル 痔に効くおすすめの市販薬【軟膏】編 続いて、 『軟膏』タイプの痔に効くおすすめの市販薬の紹介です! プリザエース軟膏 大正製薬 商品紹介• 4種の成分がはたらいて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。 プレドニゾロン酢酸エステルが出血、はれ、かゆみをおさえ、リドカインが痛み、かゆみをしずめます。 アラントインが傷の治りをたすけ組織を修復するとともに、ビタミンE酢酸エステルが血液循環を改善し、痔の症状の緩和をたすけます。 使いやすさを考え、なめらかですべりのよい油脂性基剤を使用しています。 刺激が少なく、油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。 止血成分 ー 局所麻酔成分 リドカイン 抗ヒスタミン成分 ー ステロイド成分 プレドニゾロン酢酸エステル 痔に効くおすすめの市販薬【注入軟膏】編 続いて、 『注入軟膏』タイプの痔に効くおすすめの市販薬の紹介です! ヂナンコーハイAX ムネ製薬 商品紹介• 効きめが速い :軟膏状の薬剤が直接患部にとどき、効きめが速くあらわれます。 2通りの使い方:患部が肛門内部 内痔 の場合は注入、患部が肛門外部 外痔 の場合は塗布してください。 衛生的 :注入部が細く、スムーズに手を汚さずに自分で注入できます。 抗炎症作用の顕著なヒドロコルチゾン酢酸エステルを始め、有効成分を軟膏状にして、使いやすい注入式容器に入れた痔疾用薬です。 [痛み・かゆみ]局所麻酔作用のあるリドカインで痛み・かゆみを鎮めます。 [はれ・出血 ]ヒドロコルチゾン酢酸エステルと酸化亜鉛で、出血を止め、はれを抑え、患部を保護します。 ご使用の前に入浴又はぬるま湯を用い、ガーゼなどで患部をきれいにしますと、一層効果的です。 排便時の痛みが激しい時は、1時間ほど前に注入しておきますと、排便時の痛みをやわらげ、便の通りをよくします。 止血成分 ー 局所麻酔成分 リドカイン 抗ヒスタミン成分 ー ステロイド成分 ヒドロコルチゾン酢酸エステル ボラギノールA注入軟膏 武田コンシューマーヘルスケア 商品説明• 4種の成分がはたらいて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。 プレドニゾロン酢酸エステルが出血、はれ、かゆみをおさえ、リドカインが痛み、かゆみをしずめます。 アラントインが傷の治りをたすけ組織を修復するとともに、ビタミンE酢酸エステルが血液循環を改善し、痔の症状の緩和をたすけます。 肛門内部・外部の痔に使用できる携帯に便利な痔疾用薬です。 患部や薬剤に直接手を触れず衛生的に注入できます。 刺激が少なく、なめらかですべりのよい油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。 患部を傷つけないように、容器先端 ノズル を丸くしています。 止血成分 ー 局所麻酔成分 リドカイン 抗ヒスタミン成分 ー ステロイド成分 プレドニゾロン酢酸エステル プリザエース注入軟膏T 大正製薬.

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