札幌 2 歳児 虐待。 児童虐待による死亡事例に係る検証/札幌市

【札幌2歳児虐待死】上半身に酷い火傷、寄生虫だらけの猫多数と同居、責任回避を図る札幌児相

札幌 2 歳児 虐待

札幌児相の記者会見を拝見しておりますと、日本全国民は憤り通り越して唖然とするしかななかったのではないでしょうか? 薄ら笑いさえ浮かべ、ヒトゴト感満載で、どうしてそんな感覚でいられるのか、信じがたい思いです。 警察は夜間対応も可能でしたから、当然有事の際は児相に連絡します。 しかしながら同行を断りも対応せず、そもそも虐待発見通報後すぐに動くべき48時間ルールも守らず「リスクアセスメントシート」(虐待緊急性評価)も作らず、虐待を見立てる専門機関の児相が子の現認に関わらずして、これは人手不足だけが原因ではなく明らかな初歩的オペレーションミスではなかったのか、懸念するものです。 【児童相談所が有する権限】 これまで、目黒区5歳児女児虐待死事件、野田氏小4女児虐待死事件は、本来児相がその機能をはたしていれば十分に防げたはずですしその権限をそもそも有しているのです。 せっかく警察が同行を求め臨検を提案していながらこれらの職権を「人員不足」を理由に放棄、放置したことは、到底納得いくものではありません。 そして、法治国家であり、子どもの権利条約に批准し、児童虐待防止法のある日本においては制度も機能も整っております。 伝家の宝刀があるのに抜かない実態が明らかになったと思います。 【知っていますか?要保護児童対策地域協議会】 伝家の宝刀は本来最終手段であり、その前段の、セーフティネットは幾つも用意されているのですが、その代表的な組織はの一つが(通称:要対協)です。 虐待を受けている子どもを始めとする要保護児童(保護者不存在か保護者に看護させることが不適当であると認められ社会的養護が必要とされる児童)の早期発見や適切な保護を図るためには、関係機関がその子ども等に関する情報や考え方を共有し、適切な連携の下で対応してくことを目的とされ、児童福祉法に基づき区市町村に設置されています。 平成28年度には1,727か所(99. 2%)の設置となっています。 子どもに一番身近な基礎自治体の初動体制が、虐待死・虐待防止には重要かつ不可欠で、そのカギとなる組織が要保護児童対策地域協議会でなければならないと私は常々考えておりました。 東京都においては区市町村においても60自治体が、設置され、協議会では、児童相談所、区市町村の子供家庭支援センター、保健所、学校、 警察、医療機関など各構成機関が必要な情報交換や支援内容に関する協議を行うなど、連携強化を図っています。 そこで各区市町村における、代表者会議、個別ケース検討会議、実務者会議の開催状況と出席者について実績を確認してみました。 平成29年度に国が実施した調査によると、要保護児童対策地域協議会を設置している都内60区市町村の平成28年度の各会議の開催状況は、代表者会議70回、、実務者会議536回、個別ケース検討会議5,759回、代表者会議と実務者会議を併せ持った会議3回、実務者会議と個別ケース検討会議を併せ持った会議173回となっています。 残念ながら出席者についての統計はありませんが、同調査によると、主な構成員は、児童相談所、区市町村児童福祉主管課・母子保健主管課、 警察署、保育所、幼稚園、小学校、中学校、教育委員会、民生児童委員協議会、社会福祉協議会、保健所、病院・診療所などとなっています。 一応、制度も組織も整って運営していることが読み取れます。 【専門機関が集まっていながらなぜ子どもがとりこぼされるのか】 東京都では昨年の目黒区5歳女児虐待死事件直後は、私しか疑義を質さななかったものの、その後「おねがいゆるして」ノートが発見され世論の批判に耐えきれず、9月に「都虐待防止緊急対策」が発表され先の第一回定例会では虐待防止条例が制定されました。 しかしながら、その中身は、私にとっては弥縫策にしか見えませんでした。 (過去blogご参照.

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札幌で2歳児虐待死 児相の対応に問題

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容疑者2人の家で猫が放置 2歳の池田詩梨 ことり ちゃんを虐待したとして、母親の池田莉菜容疑者 21 と交際相手の藤原一弥容疑者が逮捕された事件。 参照:FNNニュース 亡くなった池田詩梨ちゃんは去年6月の乳幼児健診で、標準と比べて体重はおよそ3キロ少ない6・75キロ、身長はおよそ10センチ低く、精密検査を勧められていました。 児童相談所は虐待通告を受けた去年9月、保健センターに問い合わせ、「小柄」であると把握していたものの具体的な体重や身長を確認していなかったことも判明。 参照:FNNニュース 2週間以上食事を与えられていなかった 詩梨ちゃん。 発見された時には、裸にオムツだけの状態でした。 今回、新たに池田容疑者の部屋に13匹、藤原容疑者の部屋に8匹の猫が放置されていたことが明らかになりました。 参照:HTBニュース 猫はダニと糞尿だらけでガリガリ 両容疑者の家で発見された猫たちは動物保護団体が一時保護。 両容疑者とも猫たちには食事を与えておらず、体重が標準体重より著しく軽く、あばら骨が浮き出ていたとのことです。 猫の耳にはダニが付着して、血を吸われ真っ赤に。 参照:HTBニュース 部屋中に猫たちの糞尿がそのまま放置されていました。 参照:HTBニュース その劣悪な環境の中で 詩梨ちゃんは猫と同様に放置されており、上半身にはケロイド状のやけどの跡があり熱湯をかけられていたようです。 動物保護団体の代表も、劣悪な環境で虐待されていた詩梨ちゃんのことを思い涙を見せていました。 どうやったら人はこれだけ残酷になれるのか。 また、児童相談所が部屋さえ見ていればわかったはずなのに・・・と悔やまれて仕方がありません。

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虐待死した65人の子どもたち 孤独、引っ越し、予期せぬ妊娠が背景に

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2017年度(おととし4月から去年3月までの間)に虐待を受け死亡した子どもは65人。 このうち13人は心中による虐待死だが、それ以外の52人は両親やそれ以外の大人から虐待を受け死亡した。 52人の内訳は0歳児が最も多く、28人と半数以上を占める。 その中でも14人が、生まれてその日のうちに亡くなっている。 この傾向は例年同様だという。 「遺棄」「予期せぬ妊娠」が主な理由に なぜ生まれたばかりの子どもが死ななくてはいけないのか。 その大きな理由の一つとして、母親が抱える問題として 「遺棄」してしまうこと、「予期しない妊娠」や「計画していない妊娠」があげられる。 また、虐待死にまで及んだ理由は 「保護を怠ったことによる死亡」、そして「泣きやまないことにいらだった」ことが高い割合を占めた。 虐待死はあってはならないことだが、「泣き止まないことにいらだった」などは、他人事と思えない人もいるかもしれない。 5歳で亡くなった船戸結愛ちゃん 52人の中には、東京・目黒区で死亡した当時5歳の 船戸結愛ちゃんも含まれる。 結愛ちゃんの死亡事件を契機に子どもの虐待に関して国が大きく動き出した。 1年3か月で児童福祉法や児童虐待防止法の改正案が成立したが、幼い子どもの命が奪われたことを考えると、早期の法改正は国として当然のことと思える。 虐待に関する専門家の検証委員会がまとめた昨年度の児童虐待の報告書では、「転居」をテーマに特集が組まれている。 2007年度~2016年度の虐待死事例のうち、心中と0歳児を除く381人のケースについて確認したところ、転居経験があるのは39. この子どもが同居する家族は「実父母」が最も多いが、「ひとり親」、「内縁関係」の順に並ぶ。 地域との接触は「ほとんどない」と答えた人は、転居経験のない人に比べて、虐待傾向が高い傾向がある。 転居した後、孤独に耐えられなかった結果、子どもに矛先が向かう傾向があるようにもこの調査から感じた。 船戸結愛ちゃんも香川県から東京・目黒区へ転居後に死亡し、千葉県野田市で死亡した当時10歳の 栗原心愛さんも沖縄県から千葉へ転居後に死亡した。 報告書では提言の一つとして、地方自治体に適切な引き継ぎで切れ目のない支援をすること、転居前後の具体的な情報の共有、転居情報を把握できる仕組みづくりの検討などが盛り込まれた。 10歳で亡くなった栗原心愛さん 過去最多の15万9850件 「面前DV」など心理的虐待が急増 昨年度、全国212の児童相談所が、児童虐待相談として対応した件数は、15万9850件(速報値)。 1990年の統計開始以来、年々増え続けているが、前の年度からおよそ2万6000件増える結果になった。 子どもの前で配偶者に暴力を振るう 面前DVなど心理的虐待は1万6000件ほど増えた。 警察などからの通告が増えたことも増加の要因で、厚生労働省は「大変重く受け止めている。 児童虐待に対する意識の高まり、警察との連携の高まりの結果」としている。 悲劇が繰り返されないために 2歳で亡くなった池田詩梨ちゃん 去年から今年にかけて相次いだ幼い子どもの命が奪われる事件。 根本厚生労働大臣は、児童虐待防止に向けた体制強化は待ったなしだとして、厚労省と各自治体の首長らと協議の場を設けている。 自治体側からは、地域の実情や地域性に配慮した施策が必要との意見や児童福祉司など専門性の高い人材確保や増員には財源の支援が必要などの声があがり、国は、自治体からの要望などを聞きながら、今後具体的な検討を進めていく。 現場の児童相談所だけを強化しても人も限られ、限界がある。 国と地方が一緒になってこの問題を真剣に考え、二度と同じような悲劇を起こさないために何ができるか、具体的な対策を含めた真剣な対応がそれぞれに求められている。 (8月3日追記)•

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