オルタナティブ ロック。 オルタナティブ・ロックとは (オルタナティブロックとは) [単語記事]

「グレハの日常」オルタナティブロック編(2020.6.25)

オルタナティブ ロック

こんにちは! 音楽ブロガーのコバヤシです!! さて、あなたはオルタナティブロックは好きですか? オルタナティブロックといえば、激しいディストーションサウンドや、反社会的な歌詞・世界観が特徴の音楽でもあります。 若者のフラストレーションを代弁するかのような音楽性は、いまなお多くの熱狂的ファンを持つ音楽ジャンルのひとつ。 ちなみに筆者も、音楽にハマることになったきっかけは『オルタナティブロック』によるものでした。 今でこそジャズやフュージョンといった音楽も大好きですが、学生の頃は・・・ロック、パンク、オルタナティブロックといった音楽が心のよりどころになっていましたね。 (今でもオルタナ大好きっ子ですが笑) というわけで本記事では・・・ ・オルタナティブロックの名盤って何があるんだろう? ・オルタナティブロックを代表するバンドやアーティストを知りたいな。 といった方のために、年間300枚以上のCDを聴く音楽ブロガーの筆者がオススメのオルタナティブロック・バンドとおすすめのアルバムを15枚どどーんとご紹介していきます! 本記事は、「オルタナティブロック」全盛期とも言われる、1990年〜2000年代の音楽に絞ってアルバムを選んでみました。 マジでどのアルバムもめちゃくちゃかっこいいのばかりなので、絶対チェックしてみてくださいね! この記事を参考に、少しでも「オルタナティブロック」に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです。 それではさっそくいってみましょう〜!! <この記事はこんな方におすすめです>• オルタナティブロックが大好き!• オルタナティブロックの名盤やおすすめのバンドってなんだろう?• そもそもオルタナティブロックってどんな音楽? ひとつでも当てはまる方は必見ですよ! 目次• オルタナティブロックってどんな音楽?定義は? まずはオルタナティブロックってどんな音楽なのか簡単に説明していきますね! 「オルタナティブロック」はロックミュージックのジャンルのひとつで、日本だと「オルタナ」の略称で呼ばれています。 1990年くらいからアメリカを中心として盛んになった音楽ジャンルのひとつ。 代表的なバンドだと、「ニルヴァーナ」や「レディオヘッド」といったバンドが挙げられます。 どちらも1990年代に流行した、カウンターカルチャーを作っていった人気バンドですよね! ちなみに、ウィキペディアには以下のように書かれています。 オルタナティブとは、「もうひとつの選択、代わりとなる、代替手段」という意味の英語の形容詞。 大手レコード会社主導の商業主義的な産業ロックやポピュラー音楽とは一線を画し、時代の流れに捕われない普遍的な価値を求める精神や、アンダーグラウンドの精神を持つ音楽シーンのことである。 ぶっちゃけ「オルタナティブロック」がもつ意味って、めちゃくちゃ幅広いんですよ。 そういった反骨精神を持つような、音楽ジャンルのバンドやアーティストを総合的に「オルタナティブロック」と呼んでいます。 「オルタナティブロック」の代表とも言えるのは、グランジロック、パンクロック、ローファイミュージック、ポストロック、ニュー・ウェイブ、インダストリアル、シューゲイザー、ミクスチャーロック、パワーポップといった音楽ジャンル。 こういった音楽を大きな意味で「オルタナティブロック」と呼ぶことが多いですね。 音楽ブロガーが選ぶ、洋楽オルタナティブロックのおすすめバンドと名盤アルバム15選(前編) 本記事で紹介しているバンドの楽曲は、「Amazon Music Unlimited」でも聴くことができます。 筆者も利用しているめちゃくちゃ便利な音楽サービスなので、使ったことのない方はぜひ一度体験してみてくださいねー! また、「」もありますので、参考にしていただけたら嬉しいです! NIRVANA(ニルヴァーナ) 最初に紹介するのは、説明不要の伝説的ロックバンド「NIRVANA(ニルヴァーナ)」です! 1991年に発表された2ndアルバム『Nevermind』が世界中で大ヒットを記録し、グランジ・ムーブメントを巻き起こしたモンスターバンド。 オルタナティブロックの中でも、最も代表的なバンドといえるでしょう! ギターボーカルのカート・コバーンは、27歳でその生涯を閉じたロック界のカリスマの1人。 彼のグランジファッションや、ディストーションがきいたギター、叫ぶようなボーカルスタイルは、いまなお多くのアーティストに影響を与え続けています。 筆者も、めちゃくちゃ影響を受けまくったバンドのひとつで、学生の頃はカートに憧れすぎて、ボーダーニットとボロボロのジーパンを履いて生活してました(笑) とにもかくにも偉大すぎるオルタナバンドです。 おすすめアルバム『Nevermind(ネヴァーマインド)』 世界中で一大グランジ・ムーブメントを巻き起こしたモンスターアルバム! グランジというジャンルの音楽では、驚異的すぎるほどの大ヒットを飛ばした1枚です。 まるで若者たちの悲鳴のように、カート・コバーンの激しいディストーションギターが聴けるアルバムでもあります。 シングルヒットした「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」は、ロック史に名を刻む名曲中の名曲。 他にも、「カム・アズ・ユー・アー」や「リチウム」、「イン・ブルーム」など、バンドを代表する曲がつまった歴史的アルバムです。 リンク Weezer(ウィーザー) 次に紹介するのは、パワーポップ・ブームの火付け役とも言える、オルタナバンド「Weezer(ウィーザー)」 パワーポップ=ウィーザーと言っても過言ではないです! ウィーザーはターボーカルのリヴァース・クオモを中心とした4人組ロックバンド。 ちょっと女々しい歌詞や、音楽観から「泣き虫ロック」と評されて、話題になりました。 ウィーザーの音楽って、なんか心にグッとくるんですよね。 おすすめアルバム『Weezer(ウィーザー)』 通称:ブルー・アルバムと呼ばれるウィーザーの1stアルバム! なんとファーストアルバムにして、300万枚を超す大ヒットを記録したパワーポップの金字塔的アルバムです! マジで全曲捨て曲なし!「泣き虫ロック」ウィーザーの魅力がたっぷりと詰まった一枚です。 このアルバムを聞けば、リヴァース・クオモが稀代のメロディーメーカーということが、めちゃくちゃわかると思います。 とくに「マイ・ネーム・イズ・ジョナス」「バディ・ホリー」「セイ・イット・エイント・ソー」は必聴! パワーポップとは何か?オルタナとは何か?・・・コレを知りたい方は絶対聴いてください。 「ダサくて何が悪いんじゃ!」と、開き直って歌う、ウィーザー一世一代の傑作アルバムです! リンク My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン) 世界で最も有名なシューゲイザーバンド、「My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)」もオルタナを語る上で絶対に外せないバンドのひとつでしょう! 日本では「マイブラ」の愛称で、多くの音楽ファンから愛されるバンドです。 ディストーションをかけたノイジーなギターサウンドと、浮遊感のある独特の世界観は、一聴しただけでマイブラとわかるほど独創的なんですよね! 部屋で聴く場合は、ヘッドフォンをして大音量で聴くのをオススメします。 完全に別世界に飛んでいけますよ!(笑) 彼らのライブはあまりに大音量で演奏することから、耳を守るため耳栓が配られることもあるのだとか。 ・・・これぞ轟音オルタナの魅力ですよ!(笑) ちなみに、バンドのギターボーカルとして、ほとんどの作詞・作曲をつとめるケヴィン・シールズは、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において95位にも選ばれています・ おすすめアルバム『Loveless(ラヴレス)』 彼らが制作した1991年のアルバム『ラヴレス』は、間違いなくシューゲイザーの歴史を変えた金字塔的アルバム! おそらく現存するシューゲイザーバンドで、このアルバムの影響を受けていないバンドはないと思います。 そのぐらい革新的で、独創的なアルバムなのです! 1曲目の「Only Shallow」が流れた瞬間から、マイブラワールドに吸い込まれます。 もうね、音を聴くと言うよりは「音を浴びる」という表現が正しいアルバムとさえ感じますね。 ちなみにこのアルバムは、2年の製作期間と製作費25万ポンド(日本円で約4500万円)という、ありえないほどの期間と製作費を要したアルバムとしても知られています。 リンク SONIC YOUTH(ソニック・ユース) ソニック・ユースはノイズパンクの先駆け的存在として、「オルタナ・ロック」に多大な影響を与えたバンドです! アメリカのインディーシーンでは、もはやレジェンド的存在で、日本のミュージシャンでもソニック・ユースをフェイバリットに挙げるアーティストは後をたちません。 ソニック・ユースの特徴といえば、変則チューニングによる轟音ノイズギターと気だるいボーカル、ダウナーなメロディラインにあります。 これだけ世界的に有名なバンドなのに、ソニック・ユースって、アングラな雰囲気があるんですよね! どこまでいっても「オルタナ」な連中って感じが最高なのです。 フェンダー・ジャズマスター=オルタナロックという図式を作ったのは、まぎれもなくソニック・ユースのサーストン・ムーアとダイナソーJr. のJ・マスシスだと思っています。 間違いなく「オルタナティブ・ロック」の歴史を作った最強のバンドでしょう。 おすすめアルバム『GOO』 もうね・・・このアルバムジャケットが最強にカッコ良すぎませんか? 90年代オルタナを語る上で、絶対に外せないアルバムとして重要な役割を果たしているのがこの『GOO』。 この『GOO』はソニック・ユースの数あるアルバムの中でも、とてもわかりやすくて聞きやすいアルバムだと思います。 それまでに発表されていたアルバムにある明らかな「アングラ感」は影をひそめ、疾走感のある轟音ギターとストレートなドラミングが印象的な1枚です。 「オルタナティブロック入門編」のアルバムとして、マストでチェックしていただきたい名盤です! リンク Beck(ベック) ベックはアメリカのロックバンド・・・というよりは、フロントマンのベック・ハンセンによるソロバンドといった方がわかりやすいと思います。 ベック・ハンセンは、ほとんどの楽器を1人でこなすことができる超マルチ・プレイヤー。 自身の音楽も、オルタナの枠にとらわれず、ファンクやジャズ、ヒップホップからエレクトロニカまで、多様な楽曲作りをすることでも知られています。 次は何をしでかすんだろう?・・・彼には常に、そんな期待をせずにいられないのです。 おすすめアルバム『ODELAY(オディレイ)』 1996年発表、ベックの代表作。 このアルバムの統一性のなさは、ある意味凄まじいです! ロックにはじまり、フォーク、カントリー、ヒップホップ、ジャズ、ブルースまで、多彩な音楽のバックグラウンドがある、ベックだからこそ作れた1枚でしょう。 このアルバムによって、グラミー賞まで獲得したベックは、インディーシーンの枠にとらわれない存在になっていきます。 オルタナの枠に定義できない『ベック』のオリジナルティが溢れに溢れた名盤です。 リンク Wilco(ウィルコ) ウィルコは、アメリカ合衆国シカゴを拠点とする6人組オルタナティブロックバンド! ロックというよりは、オルタナティブ・カントリーに近い感触のバンドかなと思います。 ジョン・レノン、ブライアン・ウィルソン、ニール・ヤングといったアーティストの影響を受ける彼らの楽曲は、ロックやカントリーのオールドマナーを取り入れつつ、そこから脱却しようとする強い意気込みが感じられます。 アルバムによって楽曲の雰囲気も、よく変わるので個人的にはかなり定義しにくいバンドのひとつかな。 そういった意味では、目立った超ヒット曲はないですが、どの楽曲もどこかしらにちゃんと『ウィルコっぽさ』がちりばめられており、ハマる人にはドンピシャでハマるバンドかと思います! 個人的には、ウィルコ独特の陰鬱なカントリー感がめちゃくちゃ好きです。 おすすめアルバム『Yankee Hotel Foxtrot(ヤンキー・ホテル・フォックストロット)』 2002年に発表された代表的アルバム! なんと米国のみで50万枚を売り上げたオルタナ・アルバムでもあります。 アルバム全体に漂う、ひねくれカントリー感はウィルコにしか出せない魅力を感じるんですよね! 一聴するだけでは伝わりきらない、スルメアルバムだと思います。 レディオヘッドはボーカルのトム・ヨークを中心に1985年に結成された5人組グループで、現在も枠にとらわれない楽曲センスで、オルタナティブ・ロックの第一線を走り続けているモンスターバンド! アルバムの総売上枚数は3000万枚以上、「ローリングストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストランキング」において、なんと73位にもランクインしています。 コロコロと音楽性が変わるのも特徴で、シューゲイザー、オルタナティブロック、電子音楽、ポストロック、現代音楽、ジャズと、アルバムごとに幅広い音楽センスで、我々の度肝を抜いてくれるんですよ! レディへのアルバムはどれも、普遍性と最先端が見事に融合しているのが特徴だと思います。 まだレディオヘッドを聞いたことないよ・・・って方は、まず『OK Computer』か『Kid A』から聞いてみてください。 これが1990年代に作られたアルバム!?と、度肝を抜かれることでしょう。 おすすめアルバム『OK Computer(オーケー・コンピューター)』 レディオヘッドの傑作とともに、オルタナティブロックを代表する1枚。 レディへにとって、初の全英1位を記録したアルバムでもあります。 アルバム最初から最後まで、一寸たりとも気を抜けない緊張感に溢れています。 混沌とピュアが入り混じったような1枚・・・コレを聴かずして「オルタナティブロック」を語るな!! そんな気さえする超名盤です。 リンク RED HOT CHILI PEPPERS(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) アルバムのトータルセールスは全世界で8000万枚を超える、現存最強のオルタナティブ・ファンクバンドです! 日本では「レッチリ」の愛称で親しまれ、バンドマンから絶大な人気を誇るカリスマバンドですね。 グラミー賞の受賞はもちろん、2012年にはロックの殿堂入りを果たした名実ともに最強のバンドでしょう。 バンドマンでレッチリ嫌いな人っているんですか?・・・いるわけないんですよ! 大型フェスのヘッドライナーをつとめたり、映画デスノートの主題歌を担当するなど、なにかと日本との縁も深いレッチリ。 彼らのアルバムは、名盤が多すぎるですが、はじめてレッチリを聴くという方には、初期の名盤『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』か、ジョン復帰後に発表した『カリフォルニケイション』がおすすめ! ちなみにレッチリのギタリスト「ジョン・フルシアンテについて書いた記事」もありますので、気になる方は読んでみてください。 おすすめアルバム『CALIFORNICATION(カリフォルニケイション)』 1999年、ギタリストのジョン・フルシアンテ復帰後に制作されたファンクロックの金字塔。 それまでの激しいミクスチャーロック路線からは一転して、ジョンの枯れたギタートーンや、さらにタイトにブラッシュアップされたグルーヴを堪能することができます。 タイトル曲のカリフォルニケイションは、美しいアルペジオからはじまる彼らの集大成のような一曲。 リンク 音楽ブロガーが選ぶ、洋楽オルタナティブロックのおすすめバンドと名盤アルバム15選(後編) ここからはいよいよ後半戦に突入です! コーヒーでも飲みながら、まったりと読み進めてもらえたら嬉しいです。 バンドごとにYoutube等で、音源を聞きながら読むのも楽しいと思いますよー! それでは後半戦、いってみましょう〜!! PEARL JAM(パール・ジャム) パールジャムは、アメリカを代表するオルタナティブロックバンドです。 オルタナというジャンルではありますが、激しくもメロディアスな楽曲と、人間の苦悩を歌った歌詞が多くの人々の心をとらえ、グラミー賞受賞やアルバム4枚がビルボード1位獲得など・・・商業的にも成功したオルタナバンドのひとつでもあります。 1990年当時は、ニルヴァーナやサウンドガーデンとともに、グランジロックを牽引する存在として高い人気をほこりました! パールジャムの面白いところが、サウンドはたしかにグランジかつヘヴィなサウンドなのですが、ボーカルのメロディーラインが非常に美しいんです。 これはニール・ヤングの影響が大きいのでは?と筆者は感じています。 ブルースやファンクといったルーツミュージックにも影響を受けており、ある意味王道の70年代ロックバンドと比較しても遜色なく聞きやすいのが特徴かなと思います。 また、もうひとつの特徴としてボーカル、エディ・ヴェダーが紡ぐ歌詞にあります。 彼の書く歌詞は、哲学的な部分だったり、政治的・メッセージ的な部分が強く、人によって好みは分かれると思いますが、熱狂的な信者が多いのも事実。 こんな時代だからこそ、パール・ジャムの音楽は今、多くの人に必要とされるのかもしれません。 おすすめアルバム『TEN』 パール・ジャムのデビュー作にして、最高傑作! なんとデビューアルバムにして、2年間もビルボードにチャートインし続けたという驚異的な記録をうちたてた1枚でもあります。 アメリカのハードロックやブルースを根底に置きながら、彼ら独自のヘヴィなサウンドとシリアスな歌詞で歌われる楽曲が並ぶ名盤です。 グランジロックを聴く上で、ニルヴァーナの「ネヴァーマインド」とともに、絶対に聞くべき1枚。 リンク R. M オルタナティブロック史上、最も重要なバンドが「R. M」です。 1980年に結成され2011年に惜しくも解散してしまいましたが、いまなお多くの熱狂的ファンを持つ伝説的なバンドのひとつ。 1980年代後半から、USの学校を中心にアンダーグラウンドシーンで高い人気をはくしました。 2007年にはロックの殿堂入りを果たすなど、その功績ははかりしれません。 文学的・政治的なメッセージが強い歌詞や、動静のある特徴的なロックサウンドは、オルタナの先駆けと言っても過言ではありません。 とくにボーカル、マイケル・スタンプのぼそぼそとこもったように歌うボーカルスタイルは、90年代以降のオルタナティブロックに多大な影響を与えています。 ギターのピーター・バックの美しいアルペジオプレイも必聴! おすすめアルバム『Automatic For The People(オートマチック・フォー・ザ・ピープル)』 アコースティックを基調としたサウンドと、深みのある美しいメロディラインが印象的な1枚。 バンドの最高傑作の呼び声が高いアルバムでもあります。 全曲、ただひたすらに美しく叙情的で・・・まるでひとつの物語をみているかのような気さえするアルバムです。 U2のボノが「これまでで最も偉大なカントリーのレコード」とも評しており、オルタナロック史に燦然と輝く1枚。 リンク TEENAGE FANCLUB(ティーンエイジ・ファンクラブ) スコットランド、グラスゴー出身の5人組ロックバンド「TEENAGE FANCLUB(ティーンエイジ・ファンクラブ)」 彼らもまた、ロックの歴史を名を刻む数々の名盤を生み出した素晴らしいバンドです。 ティーンエイジ・ファンクラブってギターのサウンドがめちゃくちゃエモいんですよね! これぞオルタナ・サウンドといわんばかりに、ジャキジャキと弾きまくるギターが最高。 バンドではメンバー3人が作詞作曲をつとめ、自分が作った曲は自分で歌うというスタイルなのも、彼ら流のソングライティングです。 とくに代表作『バンドワゴネスク』は、オルタナ史に燦然と輝くマスターピースのような1枚。 心を揺さぶるメロディーラインをとくとご堪能あれ! おすすめアルバム『BANDWAGONESQUE(バンドワゴネスク)』 USオルタナティブといえばこの1枚! ザ・オルタナって感じのジャケット写真と、エモいギターサウンド、美しいメロディラインが特徴的なアルバムです。 パワーポップの代表作ともいえる名盤かと思います。 一言で言うと・・・「シンプルに良い」! 飾り気のないサウンドと、シンプルなメロディラインは、きっとあなたにとってのマスターピースになってくれることでしょう! ちなみ1991年の音楽誌年間ベストで『ラヴレス』や『ネヴァーマインド』を抑えて1位になったアルバムとしても知られています。 リンク DINOSAUR Jr. (ダイナソージュニア) オルタナティブロックの申し子、「DINOSAUR Jr. (ダイナソージュニア)」も外せないバンドのひとつでしょう! 90年代のグランジ・オルタナブームを牽引したスリーピースバンドで、現在も精力的に活動しています。 バンド最大の特徴は、マーシャルアンプを大音量でかき鳴らすノイジーなギターサウンドと、J・マスシスの気だるいボーカルスタイルにあります。 何台ものマーシャルアンプを積み上げて、フェンダージャズマスターをかき鳴らすJ・マスシスの姿は圧巻! 時にはアコースティックギターで弾き語りをおこなったりと、幅広い音楽スタイルを見せてくれます。 もうね・・・言葉では表しにくいんですけど、ダイナソーJr. って、「うるさいんだけど爽やか」なんですよ!! 他の人には教えずこっそり聞きたい・・そんな、変にソワソワしてワクワクしてしまうような魅力を持つバンドだと思うんですよね。 おすすめアルバム『GREEN MIND(グリーン・マインド)』 ダイナソーJr. の代表傑作! この女の子がタバコを加えたジャケットが、妙にカッコいいんですよね。 ディストーションがきいたギターリフと、気だるいJ・マスシスのボーカル、そして不思議な疾走感をもつこの楽曲は、バンドの代表曲としていまなお高い人気をほこる一曲です。 音楽好きの間でも、カルト的な人気をほこるバンドのひとつで、いまなお熱狂的なファンが多いですね。 筆者の知りあいでも、好きなオルタナバンドに「ペイヴメント」を挙げるミュージシャンが、けっこういます。 インディーロックとオルタナティブが絶妙にミックスされた音楽性が、ハマる人にはバシッとハマるのかなと思います。 ローファイサウンドの妙ともいえる初期三部作の『スランティッド・アンド・エンチャンティッド』『クルーキッド・レイン』『ワーウィ・ゾーウィ』は必聴です! おすすめアルバム『Crooked Rain, Crooked Rain(クルーキッド・レイン)』 ローファイ初期三部作のひとつ! ペイヴメントの中でも、ポップな音楽性を持つアルバムで、商業的にも成功した1枚です。 前作『スランティッド・アンド・エンチャンティッド』より、ローファイ感は影を潜めましたが、どの楽曲も完成度が素晴らしい。 ノイズあり、ポップあり、不協和音ありと、かなり幅広い音楽性を聴ける1枚に仕上がっています。 リンク The Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ) 1988年イリノイ州シカゴで結成された4人組オルタナティブロックバンドが「スマッシング・パンプキンズ」です。 間違いなく90年代オルタナを代表するバンドのひとつで、長いキャリアの中でも10回以上のグラミー賞ノミネートや、4枚のアルバムがプラチナムディスクに認定されるなど、名実ともに高い評価をほこります。 激しいディストーションサウンドと、ボーカル、ビリー・コーガンの憂いをおびた歌声は、一度聞いたら耳に残り離れないような不思議な魅力があります。 「ゼロ」や「Cherub Rock」のような、ヘヴィメタルにも近いようなゴリゴリのロックサウンドの曲もあれば、「Today」や「トゥナイト・トゥナイト」のような、壮大で美しい曲もあるのが印象的! とりあえず聞くべきアルバムはセカンドアルバムの『サイアミーズ・ドリーム』と2枚組の大作アルバム『メランコリーそして終わりのない悲しみ』でしょう。 心の奥底をえぐるようなヒリヒリしたサウンドと、ビリー・コーガンの憂鬱を吐き出すようなボーカルは唯一無二です。 おすすめアルバム『Siamese Dream(サイアミーズ・ドリーム)』 オルタナティブロック全盛期の中、第2のニルヴァーナを求めるプレッシャーという苦悩の中、制作された伝説のセカンドアルバムです! インディーロックとヘディメタルを融合させたような音楽性を軸に、彼らにしか作り得ないような楽曲がズラリ。 ビリーの鼻にかかったような歌声が、またメランコリーな気持ちになるんですよね(良い意味で笑) 代表曲の「Today」をはじめ、「Cherub Rock」や「Disarm」、「Mayonaise」とスマパンらしさが詰まった究極の1枚。 リンク PIXIES(ピクシーズ) 最後に紹介するバンドは・・・ USオルタナティブロックの生ける伝説として、現在もオルタナティブシーンに絶大な影響を与え続ける「ピクシーズ」です! 轟音ギターサウンドと、特徴的なベースサウンド、そしてブラック・フランシスの絶叫ボーカルこそピクシーズの真骨頂! 個人的には「オルタナの塊」みたいなバンドだと思っていて、彼らなしに生まれていない名盤も数々あるように思います。 NIRVANAをはじめ、U2やウィーザー、レディオヘッドからナンバーガールまで、ピクシーズをフィバリットに挙げるミュージシャンもめちゃくちゃ多いんですよね! どのアルバムもマストで聴いて欲しい名盤ばかりなのですが、あえて挙げるなら『ドリトル』と『サーファー・ローザ』でしょう。 ピクシーズを聴かずして、オルタナは語れませんぞ!! おすすめアルバム『Doolittle(ドリトル)』 USオルタナティブロック、屈指の名盤! 疾走感のある轟音ギターが印象的な「Dabaser」をはじめ、「Wave of Mutilation」「Here Comes Your Man」など、ロックアンセムと呼べる楽曲がズラリ! この1枚を聴かずして、オルタナは語れない!・・・そんな、マスターピース的なアルバムだと思います。 多くのフォロワーを生み出した、オルタナロックの金字塔をとくとご堪能あれ! リンク 本記事のまとめ 「音楽ブロガーが選ぶ、洋楽オルタナティブロックのおすすめバンドと名盤アルバム15選」について書いた記事は以上になります。 では、音楽ブロガーの筆者がいろんな音楽ジャンルの中から、『おすすめのアーティスト』と『おすすめの名盤アルバム』について毎日紹介しています! よければフォローしていただくと、これから記事を書く上で励みになります。 どうぞよろしくお願いしますっ!!.

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オルタナティブロックについて

オルタナティブ ロック

Contents• オルタナティブロックとは オルタナティブロック(Alternative Rock)は、日本では「オルタナ」という略称で親しまれる音楽ジャンルです。 オルタナティブとは、「代わりになる」「型にはまらない」といった意味のほか、 「新しい」を指す形容詞でもあります。 これにロックを組み合わせた造語として、「型にはまらないロック」「新しいロック」というニュアンスを持つ言葉として使われています。 オルタナティブロックは、カート・コバーンがボーカルを務めるなどを中心に、1980〜90年代に流行したスタイルです。 当時主流の音楽や王道な楽曲に対し、あえて流れに逆らうような音楽スタイルを取り、メジャーな音楽界に反旗を翻す形で誕生しました。 このようなルーツを持つため、パンクロックやハードコアのスタイルを内包する特徴を持ちます。 しっとりとした落ち着いた音楽よりは、 激しく情熱的でアンダーグラウンドな楽曲が生まれる傾向があるのです。 なお、オルタナティブロックと似たジャンルとして「ポストロック」や「グランジ」、「ローファイ」があげられます。 このあたりの定義の違いははっきりしたものがないので、どちらにも当てはまる楽曲が少なくありません。 現在では、社会学の1分野としてオルタナティブロックとその時代が研究されるシーンもあります。 オルタナティブロックの特徴は2つ オルタナティブロックの持つ特徴的な点は、音づくりと音楽としての方向性の2点にあります。 音づくり オルタナティブロックでは、特にギターの演奏において独特な音づくりがされています。 ギターの音色を大きく歪ませたような、いわゆる ノイジーな音が多用されるのが、オルタナティブロックの特徴です。 オルタナティブロックで使われるギターの音は、主にアンプとエフェクターの働きによって生まれています。 アンプはギターの音量を増幅させ、エフェクターはギターの音色に歪みを与えます。 特にエフェクターがオルタナティブロックの音づくりで重要です。 もしあなたが聞き手のみならず弾き手としても音楽を楽しんでいて、オルタナティブロックを再現したいときには、 エフェクターにこだわりをもってセレクトすると良いでしょう。 方向性 オルタナティブロックといえば、パンクロックやハードコアのイメージがある方が少なくないはず。 落ち着いた音楽と言うよりは、前衛的で活力ある音楽スタイルを想起するのがオルタナティブロックだと思います。 もちろん能天気に明るいわけではなくて、 若者の不平不満を表現するような陰湿な側面も見られます。 いい方を変えれば、 攻撃的かつネガティブな要素を持つのが、オルタナティブロックなのです。 エモーショナルで感情を揺さぶるような楽曲も多くあります。 いわば魂の叫びのようなものをメロディに乗せて歌う、アート性が特徴的なので、多くの聴衆の心に響きやすいジャンルなのです。 また、一口にオルタナティブロックとはいっても、その音楽性は多岐にわたります。 オルタナティブロックには明確な定義がないこともあり、それぞれのバンドがそれぞれのセンスを活かした音で表現することも、オルタナティブロックの魅力のひとつです。 ここで紹介するほかにも、や、といった、オルタナティブロックに分類される人気バンドは数多く存在します。 興味がある方は、詳しく調べてみると新しい発見があるかもしれません。 【10位】椎名林檎「ギブス」 あなたはすぐに写真を撮りたがる あたしは何時も其れを厭がるの だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない ロックミュージックの王道を行くような、衝撃的な音楽性が魅力の『ギブス』は、の代表曲です。 オルタナティブロックというジャンルを日本で確立させたのは椎名林檎であるといっても過言ではないでしょう。 邦楽なのにどこか洋楽らしさも感じられ、それまでの女性シンガーのイメージを覆すような 力強いサウンドが魅力のひとつ。 YouTubeにも投稿されている、退廃的な世界観が特徴的なミュージックビデオにも注目です。 【9位】BLUE ENCOUNT「LAST HERO」 Yo! May I show you how to make a fantastic HOPE. Please give your voice, get ready? 1,2, 1,2,3! 感傷に浸る暇もないくらいだ だらだら過ぎてく毎日が嫌いだ 誰かの真似してホラを吹いて 色のない異論を唱えてる による『LAST HERO』は、ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」の主題歌として起用されたことから大きな人気を集めました。 BLUE ENCOUNTが表舞台に立ったのも、この楽曲がきっかけといえます。 「ブルエン」の愛称で親しまれている彼らのメジャーデビュー前から注目していたファンからすれば、突然の人気に快く思わない方もいるかもしれません。 ですがこの曲は、 本当の才能が開花した分岐点なのです。 【8位】ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン」 思い違いは空のかなた さよならだけの人生か ほんの少しの未来は見えたのに さよならなんだ 、通称「アジカン」は、日本にインディーズロックを持ち込んだ存在とされています。 彼らによる『ソラニン』は、アルバム「 マジックディスク」に収録された ビートルズを想起させるような楽曲です。 全国ツアーでの定番曲としても歌われる「ソラニン」。 スピッツやアジカンの楽曲は、日本のロック界に大きな影響を与えたアーティストとして語り継がれています。 【7位】MONGOL800「あなたに」 人にやさしくされた時 自分の小ささを知りました あなた疑う心恥じて 信じましょう心から の人気曲といえば『』を連想する方が多いと思いますが、 忘れてはならないもうひとつのヒット作が『 あなたに』です。 彼らの音楽活動の中でも、この2曲は絶大な人気を集めています。 邦楽のオルタナティブロックといえばこのバンドで、これらの代表曲は現在でもカラオケの定番ソングとして歌い継がれています。 【6位】BUMP OF CHICKEN「GO」 歩くのが下手って気付いた ぶつかってばかり傷だらけ どこに行くべきかも曖昧 でこぼこ丸い地球の上 叱られてばかりだったから 俯いたままで固まった 遠くで響くトランペット 固まったままで聴いていた デビュー以来、ずっと 邦楽ロックの横綱的存在として親しまれているのがです。 2016年にリリースされた『GO』は、心地良い疾走感が魅力のヒット曲。 キラキラとしたギターの音色と爽やかに歌い上げる歌詞が若者の心をわしづかみにし、オルタナティブロックにハマるきっかけをつくるのが彼らの音楽です。 【5位】赤い公園「絶対的な関係」 あれが欲しい それが邪魔ってな具合に探り合う腹 暗黙のルールに乗っ取り正体は 聞かぬが花 通常楽曲の長さが3〜4分前後の邦楽ですが、による「絶対的な関係」は 100秒ほどしかないことで話題を集めました。 ドラマ「ロストデイズ」の主題歌としても使用され、強烈なインパクトを残したキラーチューンです。 ジェットコースターのように疾走するメロディと、耳に残るサビが特徴の『絶対的な関係』は、意味深な歌詞への解釈に対しさまざまなコメントが飛び交いました。 【4位】 キュウソネコカミ「越えていけ」 気付いちまった自分は特別では無い 普通の人間ってことに 無敵と思っていた 知らないふりをしていたい 現実なんて見たく無い それでも心の中ではまだあいつに勝ちたい による『越えていけ』は、NHKアニメ「メジャーセカンド」の主題歌として起用された楽曲です。 教育的側面の強いNHKアニメにて、スタンダードな JPOPではなくオルタナティブロック音楽が使用されるのは極めて異例でしょう。 ミュージックビデオでは、バンドメンバーたちが野球部のユニフォーム姿で駆け回る姿が印象的です。 【3位】THE ORAL CIGARETTES「狂乱 Hey Kids!! 』は、2015年リリースのアニメソングです。 「ノラガミ ARAGOTO」オープニング曲に抜擢されました。 楽曲はもちろんミュージックビデオのかっこよさも評判で、アニメの世界観とマッチした 野性あふれるメロディが魅力です。 【2位】UVERworld「D-tecnoLife」 癒えない 痛み 悲しみで キズついた君よ 消せない過去も背負いあっていこう 生きる事を投げ出さないで つないだ君の手を の『D-tecnoLife』は、2006年リリースのデビューソング。 アニメ「BLEACH」のタイアップ曲として発表され、オリコンウィークリーチャートでは 3週連続で10位以内に食い込む実力を見せました。 「アニメ『BLEACH』で主題歌デビュー!」というキャッチコピーでデビューを飾ったUVERworldは、いまでは言わずと知れた人気バンドになりました。 が2002年にシングルとしてリリースしたこの曲は、10-FEETらしさが全面に押し出されたオルタナティブロックとして、 ファンの中でも人気を集める楽曲です。 情緒的なメロディに乗せて「母は泣いた」と歌うこの曲は、 激しい旋律とは裏腹に心の奥底に響いてくるような歌詞が魅力。 三人の地元・京都の鴨川のことを思って書かれた曲です。 どのジャンルにも属さない個性があるオルタナティブロック 以上、オルタナティブロックの特徴と定義、国内の人気バンドとその代表曲を紹介してきました。 「オルタナ」という言葉を聞いたことがある程度だった人も、今回の記事で理解を深めることができたのではないでしょうか? また、 「この曲知ってる!」「あの曲もオルタナなんだ」と、好きなバンドがオルタナティブロックに分類されることを知った方も多いと思います。 マイミュージックのフォルダを探して、当てはまる楽曲やバンドを探すのもおもしろいでしょう。 どんなジャンルにも属さず、独特の個性が光るオルタナティブロックは、いつの世代も注目される人気の音楽スタイルなのです。

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「グレハの日常」オルタナティブロック編(2020.6.25)

オルタナティブ ロック

凛として時雨 今や多くの音楽ファンに支持されその人気を不動のものにした凛として時雨。 一度聴いたら忘れられないハイトーンのツインボーカル、TKによる独創的なワードを用いた自虐的な詞の世界、ぴんと張りつめたようなクールさを持つ独自のバンドサウンドが特徴的です。 このバンドの特筆すべき点は、個々のメンバーの演奏スキルの高さ。 独特で変態性あふれるギターリフ、ずば抜けた手数の多さとパワフルさでギターに負けない存在感を放つドラム、それを後ろで太く支えるベース。 これらの音がスリーピースとは思えない音の厚みを生み出し、複雑に絡み合いながらソリッドで切れ味鋭い独自の音の世界を作り出しています。 楽器を持っている人や演奏重視のリスナーにはたまらないでしょう。 各曲のいたるところでバンド全体の演奏能力の高さがいかんなく発揮され、これまでのアルバムの中で最も演奏難度の高いアルバムといっても過言ではないと思います。 質の高い演奏に存分に酔いしれるには打ってつけといえるでしょう。 1曲1曲の個性も強く、まさに「全てがシングル曲」になりえるアルバムです。 一見アクの強い印象があり好き嫌いがはっきり分かれますが、ハマる人にはとことんハマるはず。 他のどのバンドも真似できない凛として時雨の音の世界を、是非堪能してみてください。 パノラマパナマタウン オルタナティブロックを王道ロックへと昇華させようとしている点がパノラマパナマタウン最大の魅力。 今や、ロックバンドも高学歴が珍しくない時代。 緻密に計算され、作りこまれたメロディやリリックはリスナーを必ずや惹き込みます。 おすすめのアルバムは2ndアルバム「PROPOSE」。 4つ打ちロックがひしめく今の日本のロックシーンに新たな風を吹き込みます。 新しい音楽に対するあくなき探求心をもつすべての音楽リスナーにささげたいアルバムです。 若さを感じさせないハイレベルな演奏力とパフォーマンスセンスにも注目してほしいです。 彼らは決して、オルタナティブな世界に滞在し続けようとしているわけではなく、今、新しいだけであって、これからきっとこの音楽はメインストリームを駆け抜けます。 Melt-Banana メルトバナナは日本のオルタナティブロックバンドですが、日本ではほとんど知名度がありません。 しかし、海外でのオルタナティブロックファンの間では有名なバンドです。 実際に、作品制作においてもスティーヴ・アルビニ、ジム・オルークなど、海外の需要人物が関わっていることからも重要なバンドといえることができます。 楽曲を聴けばすぐに理解できるとは思いますが、彼らの音楽性は決して一般向けではありません。 日本での人気が今ひとつなのはそこにあるのでしょうか、それこそがオルタナティブロックと言える証です。 レコード会社やマスコミの戦略ではないからこそ、このジャンルを代表する日本のバンドと言えるのです。 活動スタイルや国、特定の音楽ジャンルにとらわれないという活動スタイルこそ、オルタナティブロックと言えるものなので、日本の人にももっと知ってもらいたいバンドです。 おすすめしたいアルバムは「Scratch or Stitch」。 デビュー間もない頃に、海外エンジニアを起用してつくられた彼らの代表作です。 スピッツ スピッツはメジャー過ぎてオルタナティブロックかどうかとの意見もありますが、オルタナティブには「型にはまらない」という意味もあるので、今回はこのジャンルとして紹介したいと思います。

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