講談社 面接。 【集英社に就職したい人必見】気になる学歴や採用人数~出版業界大研究~

就職留年の末、希望していた出版社へ

講談社 面接

今日は、日本の大手総合出版社で出版業界のパイオニア的存在である講談社の紹介です。 講談社に興味がある就活生はぜひ参考にしてください。 <会社名> 株式会社講談社 <創業> 1909年11月 <代表者> 代表取締役社長 野間省伸 <従業員> 932名 2019年5月時点 <本社> 東京都文京区音羽 2-12-21 <資本金> 3億円 <売上高> 1204億円 2018年度 <初任給> 本給月額258,269円 4年制大学卒22歳、2018年4月実績 <基本理念> 『おもしろくて、ためになる』 <創業理念> 出版という事業を通し、 人々の暮らしの役に立ち、 心の豊かさに資する。 社会の繁栄と人類の平和に貢献する。 <創業の原点> 「本を創る喜び」 <社風> 幅広い分野にチャンス出来る環境 手を挙げれば興味のある仕事に携われる機会が与えられるのも講談社の魅力といえるでしょう。 また、講談社は作家や漫画家の先生と共に成長できる点も大きな魅力の1つです。 <講談社の人気のマンガ> ・進撃の巨人 ・宇宙兄弟 ・GIANT KILLING ・新宿スワン ・ダイヤのA ・あひるの空 ・ちはやふる ・となりの怪物くん ・のだめカンタービレ ・ライフ <事業内容> 国内ライツ 漫画や小説の映像化や商品化に関して担当する業務です。 あの大人気テレビドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」やアニメ「アルスラーン戦記」などを映像化したのはこの事業です。 そのほかにもここでは挙げきれないほどのヒット作品の数々があり、この映像化の成功が、原作の書籍の売り上げにも繋がり、とても重要な業務であるといえます。 国際ライツ 日本の雑誌、書籍、コミックを世界中で出版し、ヒットさせることを担当する業務です。 各国の提携出版社と出版契約を結び、出版を促進する仕事で、講談社が直接海外で出版するわけではありません。 日本とは違った各国の出版事情、読者傾向や流通事情を詳しく調査し、その地にあった方法でどのように販売を進めていくのか、どのように作品の認知度を上げるのかなど、良い作品を海外の読者にしっかりと届けられる方法を模索することが必要です。 日本で少子化が進む中、次世代で漫画を読むであろう人口が減っていくことが予想されるため、今後もさらに海外の市場に力を入れると考えられます。 販売 文芸書や児童書、漫画などでジャンル別に分かれて、どのように販売するかを考え、宣伝活動をし、本や雑誌の売り上げを伸ばす仕事を担当します。 具体的には、製造数を決定 部決 し、どの販路に何部配送するか決め 配本 、その本の人気が高ければ追加製造 重版 をします。 また、販売会社や書店で自社の本の販売スペースを大きく継続的に取ってもらえるように、その本の魅力を最大限に伝える必要もあります。 メディア 広告収入の確保やイベントや物販などの、主に雑誌のブランド力を活用した事業を担当しています。 広告主が宣伝するために、講談社の雑誌のページをぜひ使いたい。 と思わせることが主な仕事です。 宣伝を考えているクライアントのリクエストに答えるために、雑誌の企画と連動したり、出版社ならではの特別な企画力で面白いコンテンツを提供したりします。 最近では、SNSやWebサイトを用いた、デジタルを絡めた提案が魅力的な提案となっているようです。 編集 講談社はコミック誌の「進撃の巨人」や「宇宙兄弟」、女性誌の「ViVi」や「with」など多数の人気刊行物を出版しています。 このような人気作を作り出すのは編集という仕事です。 講談社の編集職は「コミック」、「ファッション・カルチャー」、「ニュース・スポーツ・芸能」、「学芸書」、「文芸書」、「児童書」というようにそれぞれ分かれています。 共通して言える大切な仕事はいい企画を考えることです。 「想像力」を働かせて、何かおもしろく、ためになるものを作るのに必要な「創造力」を発揮することが求められています。 校閲 あらゆる出版物の文字の誤字脱字や言い回しや表現の誤りを正したり、書かれていることの事実性を確認する業務です。 また下版 ゲラ ができて、一番初めに読むことができる、いわば最初の読者でもあります。 雑誌や本の信頼性、さらには講談社の信頼性を高めるといってもいいほど大切な業務を担当しています。 講談社の信頼を裏で一番支えているのは、この校閲の仕事なのかもしれません。 校閲対象によって、特有の作業が加わるのも特徴的です。 写真が掲載される媒体なら、説明文との齟齬はないか確かめたり、小説などでは、物語の整合性が作中で一貫しているかを校閲します。 その点から察するに校閲では物事を正確に捉える能力だけではなく、臨機応変さが求められているといえるでしょう。 出版というビジネスで成し遂げたい何かがある人であれば、すべての方に活躍のチャンスがある。 サンデーに欠けてるものは? ・サンデーの長所ってなに? ・1000円の図書カードあったらなに買う? ・電子書籍についてどう思う? ・これまでに特別な経験をしたことはありますか? ・最後になにか言いたいことは? ・あなたの強み・弱み ・趣味・ストレスの発散方法 ・あなたが講談社に他よりも魅力を感じる部分はどこですか? ・講談社のコンテンツを使った新しいビジネスのアイデアを考えてください ・10年後の出版業界はどうなっていると思いますか? ・逆質問 <感想・コメント・アドバイス> 出版業界は就活生にとってとても人気な業界です。 その中でも講談社は特に人気です。 そのため、講談社を志望する理由については、特に力を入れて考える必要があります。 また、入社後にどんなことをしたいのか?を具体的に考え、面接で強くアピールする必要があります。 強くアピールすることが他の就活生の差別化になります。 面接官に自分の思いをぶつけましょう!! 面接で講談社の作品についての質問をされることも多いです。 また、その答えについて深掘りをされることも多々あります。 講談社の作品と講談社以外の作品の違いを整理し、しっかりと答えられるようにしておきましょう!!! 参考:就活生に登録していただきたい就職活動サービス 最後に、就活生に是非、登録していただきたい就職活動サービスを紹介しておきます。 もちろんリクナビさんやマイナビさん等は登録済みだと思うので、それ以外で、 登録しておいて、損はしないサービスを紹介しておきます。 私も就職活動時代、たくさんのサービスに登録し、色々な選考情報を集めていました。 就活は情報戦です。 キャリアチケットさんの良いところは、 ・多数の学生を見てきたアドバイザーが、受かるES、GD、面接ノウハウを教えてくくれる(内定率が1. 2倍になる面接対策プログラム) ・自己分析、ESなどの基本的なことがわかるセミナーを定期実施 ・日程調整や人事との連絡もしっかりサポート、人事にアドバイザーからアピールしてくれる ・人事目線でフィードバックが得られるから、自分のアピールポイントが響くように指導をしてくれる ・大手企業のグループ会社、企業向けサービスで高いシェアを誇る安定企業など様々な優良企業を紹介してくれる ・多数の企業人事とつながりがあるため、特別推薦枠も多数あり といった利点があります。 キャリアチケットさんは、就活生にはとても心強いサービスになっています。 興味のある方は、登録だけするだけでも損はないので、おすすめです。 登録はこちらから🔽🔽🔽🔽 2 企業が学生にオファーするスカウト型の新卒就活サイトを展開するOfferBoxさんです。 OfferBoxさんは就活生の4人に1人は登録しているとても人気なサービスです。 OfferBoxさんの良いところは、 ・キャリアパークが厳選した優良企業から、あなたに合った企業をご紹介してくれる ・最短1週間で内定も可能 ・特別推薦ルートへご案内をしてくれる ES、一次面接免除 ・年間1000名以上を内定に導く実績のある就活のプロが徹底サポートしてくれる ・大手グループ/東証一部上場企業/急成長ベンチャー/優良企業など様々な企業を紹介してくれる 紹介してくれる企業数も多様 ・自己分析・ES・面接・グループディスカッションなど充実の選考対策を実施してくれるため、安心 ・人事責任者への推薦を実施してくれるという心強さ ・面接のフィードバックあり ・ナビサイト非掲載の求人を紹介してもらえるため、自分の知らなかった企業への面接も可能 といった利点があります。 とりあえず登録しておくだけでも十分に役立つ時が来るので まだ登録していないという方は是非登録してみることをおすすめします。 登録はこちらから🔽🔽🔽🔽.

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講談社面接

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就職留年の末、 希望していた出版社へ G君/早大 出版社内定 太宰治の小説『正義と微笑』のなかに、こんなくだりがあった。 「苦しい、また一面みじめな職業だとさえ考えている。 けれども、この職業以外に、僕の出来そうなものはちょっと考えつかないのである。 牛乳配達には、自信がないのだ。 」牛乳配達に自信があるかどうかは別として、実は僕もこれに近い考えを持っていた。 自分の将来について、就職留年も含めた2年の間にいろいろと考えた。 酒が好きだからビール会社に就職しよう、いや、菓子が好きだからお菓子メーカー……、それともデザート…… 食べものばかりだ。 しかし、結局、最後に行き着くのは、なぜか編集者だった。 数年後の自分について考えると、編集者以外、自分の働いている姿が想像できなかった。 だから出版を選んだというのが本当なのだ。 今でも、「どうして出版なの? 」とい立質間には返答に困ることが多い。 働いていくなかでそれを見つけられたらと思うのだけど……。 2年めで、もうあとがない 就職活動1年目を0勝3敗 うち2敗は不戦敗 というやる気のさっぱり感じられない結果で終え、猛反省。 帰郷して「もう1年やらせてください」と一言う僕に「来年はないぞ……」と温かく答えてくれた両親に報いようと精一杯の努力を誓う。 雑誌研究会に参加、マスコミ予備校に通い、出版社でアルバイトを始めた。 さらに出版業に関わる人だけでなく、いろいろな人 ホームレスから警察官まで の話を聞く機会を持った。 「もうあとがない」という思いがあったため、毎日何かに追われるように動いていた気がする。 でも、こうして動いていくなかで、ともに活動していく大切な友人 ほんとに助けてもらいました。 ありがとう や貴重な話、体験 時に面接で話すネタとなった を得ていった。 2月12日。 目経BP社セミナー。 いよいよ活動開始。 日経BP社はスタッフライター制など、編集者というよりは記者的な仕事が出来るので興味津々。 会場のホテルニューオータニ鶴の間には溢れんばかりの人がいた。 あらためてマスコミの倍率の高さを感じる。 2月15日。 フジテレビ1次面接。 練習のつもりで受験。 「うちでどんなことがやりたいの? 」と訊かれ「『ハウス世界名作劇場』を復活させたいです! 」と即答。 さすが練習。 さらにインターネットで復活署名が行なわれていることも交えてキャラクター戦賂の話まで一気にまくしたてる。 思い切りのよさでも買われたのか、通過。 2月22日。 目経BP社筆記試験。 午前にSPI、午後に一般教養、作文、英文要約、志望書記入。 苦手の英語は半分しか出来なかったが、それ以外はなんとかこなす。 午後の試験は志望する分野によって問題が違うのだが、僕はパソコン分野かエンタテインメント分野かでさんざん迷って時間を浪費。 さらに試験時間が長すぎるためお腹が空き、イライラしながら問題を解いていた。 どうにか通過。 2月25日。 フジテレピ2次面接。 1次面接の時とは違い、妙に重い空気。 時間が過ぎるのが早かった。 もちろん敗退。 3月10日。 日経BP社1次面接。 前々日に本社まで行って『日経デザイン』と『日経レストラン』のバックナンバーを購入 エンタテインメントとデザイン、レストランは同分野になっていたため。 直販のため書店で買えないところがつらい。 一日で4冊を読破し、1次面接に臨む。 が、集団討論では自己PR、志望動機を言ったあと、面接官から軽い質間をされただけだった。 ちょっと損をした気もしたが、読んでいて楽しかったのでよしとする。 無事通過。 3月16日。 日経BP社最終面接。 役員十数名がずらっと並ぶ姿に緊張。 さらに社長からの距離が2メートルぐらいしかなくてさらに緊張。 そのためか「うちでどんなことをやりたい? 」と訊かれて、いきなり新雑誌の企画をぶちあげる。 なってない。 ニコニコと聞いてもらえたのだが、不通過。 講談社か小学館かで悩む さすがに最終面接まで進んでの敗退はショックで、このあとーカ月ほど何もできなかった。 そんな時、某出版社の雑誌編集長と会って話をする機会を得た。 志望書や、自作の雑誌比較表を持参して見てもらう。 さらに、雑誌の広告についての裏話を同席したアパレル会杜の社員の方から教えてもらい、やる気が復活。 やはり動いてみるものだと実感。 その節はどうもお世話になりました。 4月下旬。 小学館、講談社と相次いで書類通過の知らせが届く。 「やった!」と喜んだのもつかの間、試験の時間が重なっているのに気づく。 そこですぐに電話で時間変更をお願いしなかったのが、あとあととんでもないことになるのだが……。 5月6日。 講談社に時間変更を電話でお願いする。 しかし「ゴールデンウィーク前だったら何とかできたんだけど……」とのお答え。 ほったらかしておいた自分が悪い。 小学館と講談社どちらをとるか……。 5月7日。 文藝春秋書類提出。 時間ギリギリ 実はちょっとオーバー で提出。 受付のお姉さんは寛大です。 ごめんなさい。 もうしません。 お姉さんのおかげで通過。 5月9日。 講談社筆記試験。 小学館とどちらを取るか、朝まで考える。 週刊誌志望の僕にとってはかなりの大間題。 家を出る時には得意の三題噺がある小学館にしようと決めていた。 しかし、たどり着いたのは講談社の会場……。 SPI、漢字はそつなくこなす。 難問奇問の一般教養もヤマが当たり? 納得のいく出来だった。 講談社にしてよかった!と思った。 帰宅後、小学館を受けた友人に「三題噺でなかったよ」 注:このあとの2次筆記で無事出題された と教えられて「これはついてる! 」と講談社に縁まで感じてしまった。 それもつかの間のことだったが……。 5月12日。 ぴあ1次面接。 『CanDo!ぴあ』について熱く語るも、不通過。 相性ってあるものなんだなあと痛感。 5月9日。 講談社1次面接。 今年出来たての新社屋が会場。 エレベータで最上階へ。 うれしさで文字通り天にも登る気持ちで面接に臨む。 が、面接はかってないほど重い雰囲気。 志望書に書いた好きな作家3人がかなりマイナーな人だったために「誰これ? 知らないなあ」と言われる。 「ちょっと説明してみてくれる? 」との言葉に必死で説明するも、反応はいまいち。 さらに「君はマイナーなことまでよく知ってるみたいだけど、週刊誌志望なら俗っぽいところが必要なんだよ。 君、俗っぽいところある? 」と訊かれて支離滅裂な答えを返してしまう。 最後、席を立つ時面接官に「勉強になりました」とのお言葉をいただく。 これ以上ないほどの見事な負けっぷりである。 今思い返してみても、この時の質問が今年の活動のなかで一番痛いところを突かれたものだった。 悔しさから、この面接のあとTVのワイドショーを連日観続けるようになった これがのちのちの筆記や面接で効いてくることになるのだが。 文春そばのドトールでの朝食 5月25日。 文藝春秋1次筆記試験。 文藝春秋は、編集者としての力を磨く場として一番良いところだと自分では考えていたので、力が入る。 人物説明とSPI。 人物説明はヤマが当たるものの6割ほどしか書けなかった。 でも通過。 6月5日。 扶桑社筆記試験。 SPIと作文。 作文でてこずる。 昔書いたネタを流用してなんとかしのいだ。 6月6日。 角川書店筆記試験。 角川は一つだけ好きなマンガがあったので受験。 得意の三題噺が今年は復活。 書いていて楽しくなるほどの出来だった。 一般教養は記述式なのでかなり難間。 しかし、他の人たちも出来てなかったのか無事通過。 6月7日。 文藝春秋2次筆記試験。 これ以降は本社で行なわれた。 早く着きすぎたために近くのドトールで一休み。 ここにはこれ以降毎回お世話になることになる。 一般教養は無難な出来。 作文はちょっとひねったテーマだったため苦戦するも、三題噺的なだじゃれオチに持ち込み、なんとか仕上げる。 6月8日。 文藝春秋1次面接。 昨日のドトールで朝食後、面接へ臨む。 面接官は白髪の似合うおじさんだった。 短大でバスケ部の監督をしていたことや、出版社でのアルバイトで、銀座〜鎌倉間をスーツ姿で歩いたことなどを話すと好印象を持ってくれた。 無事通過。 6月10日。 扶桑社1次面接。 3人の集団面接。 一緒の2人がともに固い印象の人たちだったので、柔らかめの自分をアピール。 『SPA!』の企画や、直前に立ち読みしてきた『LUCi』の特集の話をする。 面接官の女性が笑顔を見せてくれて「通過かな?」と感じる。 実際、通過。 6月13日。 白泉社筆記試験。 マンガ編集者もいいなあなどと考えていた自分が甘かった。 マンガ専門の出版社といって侮るなかれ。 まる一日、みっちりと筆記試験が行なわれた。 作文は2本も書かされ、終わったころにはもうぐったり。 すぺてを出しきり、通過。 6月15日。 文塾春秋2次面接。 例のドトールでまた朝食を摂る。 ほとんどジンクスになってきている。 初のディスカッション形式の面接。 『文藝春秋。 最新号をもとに討論。 僕のブースはまず「目次を開いて」と言われ、それぞれ自分が討論したい記事を3つ選んだところでスタート。 話し合いの結果、人数が多かった「学級崩壊」「憲法九条」の2つに ついて討論することに決定。 はげしい討論が続くなか、僕は中心に座っていたせいか、いつのまにか話の調整役のような役割をしていた。 落ち着いて、孤立している人の意見を聞きだしたり、議論が熱くなりすぎた時に笑いをとったり出来たのは、運もあると思うけど、やはり友人たちとディスカッションした成果だと素直に思った。 面接後、作文「絶交の手紙」を書く。 再びオチをつけて笑いをとるような作文に仕上げる。 これが最終面接に響くことに……。 友人たちに感謝しつつ通過。 6月17日。 扶桑社2次面接。 ひたすら『SPA! 』をやりたいという熱意で押し通す。 志望書に「足がでかい」と書いたら「君、深田恭子の足のサイズいくつか知ってる? 」と訊かれ、即答で「25センチです」と答える。 首を振る面接官。 「えっ、じゃあ25・5センチですか? 」「26センチだよ」。 やってしまった……。 おそらく一生忘れません。 恭子ちゃんの足のサイズ。 でも、笑いはとれて? 6月19日。 白泉社1次面接。 マンガの企画について訊かれる。 一人の面接官の突っ込みが極端に厳しい。 残りの面接官が苦笑しながら「それはちょっと」と言うほど。 しかし、企画に関しては万全の準備をしていたので、難なく答える。 6月23日。 魔の一日。 角川書店の1次面接と扶桑社の最終、文藝春秋の最終がバッティング。 緒局角川と文藝春秋を選ぶ。 午前は角川1次面接。 受験者2人の集団面接だったのだが、隣の『マリクレール』志望の人の凄さに感心して、手も足も 口も 出ず。 マンガは趣味にとどめたほうがいいと一人で納得しながらも、今年一番の出来の悪さに気分が沈む。 いっきに残りの持ち駒が文嚢春秋と白泉社の2つとなる。 追いこまれた感じがして、面接会場でもないのに妙に緊張し始めた。 気分を変えるために、またしてもドトールで昼ご飯。 考えてみれば文藝春秋の書類を書いたのもドトールだった。 サンドイッチを頼張りながらそんなことを思いだし、気含を入れる。 緊張の余り面接室に忘れ物 午後、文藝春秋最終面接。 待合室で、自分が今日の面接最後の受験者だと教えてもらい、緊張度2割噌し。 あまりの緊張ぶりに同情されたのか、順番の前の受験者の人たちに「頑張ってください」と励まされ、面接室へ。 コの字型に威厳のありそうな役員がずらりと並んだ部屋へと通される。 学生生活、電子メディアと出版のこれから、警察署の取材体験、好きな本、たまたま国際ブックフェアで手に入れていた『TITLE』テスト号の話などいろいろと訊かれたが、緊張のあまり、何と答えたかはほとんど覚えていない。 社長に「君は作文は全部オチをつけておもしろおかしく書いているけど、これは誰かにそう書けって言われたの? 」と間われて、「いえ、そうではないんですけど……そういう性格なんです」と答える。 まったくもってなってない。 コメディアンか? 僕は。 最後に「何か言い足りないことがあったらどうぞ」との言葉をうけて、精一杯の思いを込めて『週刊文春』の特集企画を2つ語す。 部屋を出た後、面接室に荷物を忘れたと思い、もう一度部屋に入ろうとすると、人事の方に「待合室に置いて来たんじゃない? 」と声をかけられる。 ズバリその通り。 まだ緊張が解けてなかったらしい。 思わず笑ってしまう。 やるだけのことはやった……。 その日の夜、内定通知の電話。 「あんなに緊張してたから、受かってて本当によかったね」と言われ、少し泣きそうになった。 あとがない就職活動で、常に感じていたプレッシャーからやっと解放された! 冒頭で引用した小説の主人公は、映画俳優になることを決意し、劇団の面接受験を経て「春秋座」という劇団に入る このあたりからも文藝春秋との縁を感じるのだが。 朝、新人募集の面接へ赴く主人公と、蒲団に入ったままそれを見送る兄とがこんな会話を交わすシーンがある。 兄「なんだ、もう行くのか。 神の国は何ににたるか。 」 主「一粒の芥種のごとし。 」 兄「育ちて樹となれ。 」 気の利いた言葉を思いつくような知恵は僕にはないので、この引用をもってこれからマスコミ受験に向かう人たちへの励ましとしたいと忠います。 これを読んだ皆さんが、希望の道へと進み、大きな樹となることを祈ります。 最新 2017年度版の体験記はコチラ!.

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『コミュ障のための面接戦略』(曽和 利光):星海社新書|講談社BOOK倶楽部

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【はじめに】 に最終面接で落ちた。 ので、その話をする。 出版不況といわれる時代でも三大出版(・・)に代表される大手出版社は大人気だ。 十人前後、下手しなくても片手で数えられる人数の採用枠に数千人が応募してくる。 各社百人単位、大手だけでも千人近く採用を行う総合商社とは本質的に就職活動のスタイルがちがうと云っていい。 ぶっちゃければである(ただし、に持ち込めるだけの最低限の実力は必要なんだけど)。 さて、ネットでググれば大手出版社の就活体験記はいくらか出てくる。 マスコミ塾から個人ブログまで色々ある。 あるいは、出版社志望がこぞって買い求めるマスコミ就活読本というものもあるだろう。 だが、その実態は依然として知れていない。 そして、毎年数千人の出版志望者が夢破れていく。 これは、2017卒採用の数千人(プレエントリー段階では一万人超)の中から最後の二十人ちょっとに残った文系大学生のである。 そして、本体験記は失敗談でもある。 の切符は目の前で消えていった。 受けた出版社は4社だが、もちろん他社もすべて落ちた。 筆者は、来年から全く関係のない業界ではたらく。 出版業界に未練がないかと云われるとウソだし、この記事を書こうと思い立ったのも哀しいかな、ただの高慢と見栄である。 そんな高慢と見栄ではじまった本記事だが、興味本位で覗きにきたであろう読者にそれなりに愉快で、多少なりとも有益な読み物になればいいと思う。 そして、こんな記事を読んだところで99. 【筆者について】 筆者のスペックをまとめると以下になる(唐突な自分語り)。 ・国立大学文系。 社会科学系。 ・志望業界はインフラと出版。 あとはコンサルとか商社を疎らに受けた。 就活の軸は「(なるべく)転勤がないこと」。 あとは「お金もらえそう」。 ・マスコミ塾とか出版サークルとかそういったものには所属しなかった。 ・マンガ雑誌は月に30~40冊くらい読む。 マンガ以外の雑誌も意識的に読む方。 ・体育会、留学経験などはなし。 特筆すべき属性はないが、は900点くらい。 端的にいえば、サブカル拗らせた系大手病ってかんじだが、実際には大してことをやってるわけでもなく、日々マンガを読んでいるだけの自堕落な学生である(就活の軸にクズさが透けて見える)。 売り手市場だったことも手伝って就活そのものは無事に終えることができたが、であれば目も当てられないことになっていたのは想像に難くない。 そして、出版社の戦績は以下である。 ・一次面接落ち ・三次面接落ち ・四次面接(最終面接)落ち ・ES落ち 単純に三大出版+。 基本的にマンガがやりたかったが、マンガをやっている専門出版はしか応募せず。 大手病といわれればそれまでだが、それ以外の会社は「自分が定年するまで存在しているか危ういかな」という気持ちはあり、応募しなかった(の面接で「ちゃっかりしてるね」と評される)。 角川に応募しなかったのは時間がなかったのもあるが、特にやりたいことがなかったのと妙に食指が伸びなかったため。 あと、薄給という噂を信じ込んでいた。 にESで落ちたりしているが(ガチで凹んだ)、他社に関しては実力を考えれば健闘したほうだろう。 も三次まで進むことはできた。 健闘したところでNNTであることには変わりないが。 今思えば出版志望と名乗るのもおこがましいほどのミーハーな就活生である。 本当に出版にこだわるなら、いくらでも受けれたはずなのだから。 だから「ステータスが欲しかっただけなんじゃん?」と突っ込まれれば、甘んじて認める。 だが、出版一本に絞るのは(一部の超人を除いては)本当に愚かしいのでやめるべき。 お兄さんとの約束だ。 本ルポはに落ちた話なので、他社の話は本筋ではない。 ただ、聞かれれば答えるし、雑談程度には挟んでいくことになるだろう。 とは2月にサイトがオープン、就活解禁前にESを公開するといったぐあいである。 しかし、に関してはきっちり3月にサイトオープン、ESの締め切りも三大出版の中では一番おそく設定されていた。 もっとも、の締め切りはもともとおそいようだが、来年からは三大とも足並みを揃えることだろう。 さて、は出版社らしいオーソドックスなESを課してくる。 ほどではないが、分量も十分。 むろん、作文もある(筆記試験でも書かせてくるのは三大でもここだけ)。 志望部署も3次志望まで書かせて来るので、志望理由は固めておくに越したことはない。 ちなみに学歴は一切書かせない。 印象的だったのは、「あなたの好きなもの」について列挙させるシート。 好きな小説、マンガ、サイトなどを理由とともにひたすら複数列挙するもの。 変化球を混ぜ込むならともかく、「俺ってばこんなマイナーな作品知ってるんだぜ?!」みたいなアピールはダサいのでやめること。 基本的には売れ筋の作品を挙げていくのがいいと思う。 さすがに「ワンピ、ナルト、」みたいな挙げ方はナンセンスすぎるだろうけど。 理由は一行で書かないといけないので(一番好きなマンガ、小説だけは3行)、うまくまとめようとすると必然的にキャッチコピーっぽくなる。 たとえば、「」は「この作品には、ありとあらゆる少女マンガのDNAが眠っている」といったかんじ(そこ、スベってるとか言わない)。 ちなみに面接で「好きなマンガは?」「好きな小説は?」を死ぬほど聞かれることになるので、ここで整理しておくと答えるのが楽。 作文についてはお題に沿って800字で書かせる。 ちなみにお題は「これって私だけ?」、自分の趣味や(正しい意味での)性癖がテーマ。 筆者は、文章書くのが嫌いな性分ではないので(そうでもなければ、こんな記事書いたりしない)気楽に書き下ろした。 さすがに内容を曝したりはしないが、とにかく書き出しとタイトルだけは気をつけ、「読者に読ませること」を意識した。 作品をおもしろくするためなら、多少の脚色は許されると思う。 そして、あんまりふつうのことを書いてもしょうがないので、アはきちんと捻り出す。 ちなみにESの作文のできを面接で褒められた記憶がある。 面接官もその場で読んでるらしい。 ここまで色々と書いてきたが、結局は志望動機が一番のカギになるのだろう。 一次面接はともかく、面接が進むにつれて志望動機は深堀りされるので練っておくに越したことはない。 ちなみに自分は志望動機に「小説が好きだから」「マンガが好きだから」とは一切書かなかった。 面接でも言わなかった。 せいぜいが「この雑誌のこういうところが好き」「この作者のこういう作風が好き」と答える程度。 もちろん、マンガや小説は好きである。 だが、それは前提なのである。 あと「マンガのおもしろさを全世界に広めたい」「出版業界を自分の力で盛り上げていきたい」みたいな綺麗事も書かなかった。 それで通る人もいるかもしれないが、抽象的な理由づけでは「自分が選ばれる理由」にはなりえないと思ったからだ。 少なくとも自分のキャラでは勝てないと思った。 大して取り得のない自分が「マンガが好き」とか言っても数千人もの志望者に埋もれてしまうわけで、むしろ「最近、自分の愛読している雑誌が本格的につまらないので、自分だったらこういう作家構成で面白くします!」「御社のこの雑誌の部数を対抗誌(売り上げトップ)に負けないだけ伸ばしたい。 その理由は、~~だから」といったふうに可能な限り、具体的な志望動機で勝負した。 何度も言うが自分のキャラに合わせた。 ひたすらマンガ雑誌を読み漁っていた経験があった。 だから雑誌ごとのカラーの違いくらいは知っている、そんなキャラクターを目指した。 ただし、相手は本職なので「こんなこと知ってるんですよ!」アピールは無駄である。 とにかく自分の意見を言えるように心がけた。 答えがあるわけでもないが、三大出版のESに関してはきちんと書けば大抵通ると思う。 ただ、やはり分量の多さと手書きの面倒臭さはある。 いつだかの人事が「ESに応募できるだけで0次選考を通ったようなもの」と言っていたのを思い出す。 出せるだけで、それなりということなのだろう。 だが、戦いはまだまだ続く。 数百倍にも及ぶ戦いを考えれば、ESだけで良くも悪くも二千通は通るのだから。

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