ミニ トマト の 栽培 方法。 ミニトマトのプランター栽培方法、剪定や仕立て方、脇芽の摘心について

トマト・ミニトマトの栽培方法・育て方のコツ

ミニ トマト の 栽培 方法

育てているトマトの品種を確認する 剪定を始める前に、まず育てているトマトが芯止まり型なのか、非芯止まり型なのかを調べましょう。 非芯止まり方のトマトはつる植物のように伸びます。 このタイプのトマトはまっすぐ支柱に固定して、わき芽かき・摘芯などの剪定作業を行なう必要があります。 芯止まり型の品種は大きくなる前に成長が止まり、特に手入れをしなくても、自然に養分を実に振り分けます。 以下がそれぞれの型の代表的な品種です。 非芯止まり型: Big Boy、Beef Master、Black Prince、German Queen、殆どのミニトマトとエアルームトマト• 芯止まり型: Ace 55、Amelia、Better Bush、Biltmore、Heatmaster、Heinz Classic、Mountain Pride、Patio 一番最初にできた花房の下の全てのわき芽と葉を落とす この作業を行っておけば、どんな種類のトマトであれ、しっかりとした幹に育ちやすくなります。 X 出典文献 わき芽を除くことによって、栄養分が葉や茎の成長に無駄に費やされることがなく、実に行きわたるようになります。 わき芽かきの際には、わき芽の根本を親指と人差し指で挟んで、ポキッと折れるまで前後に倒します。 わき芽が若くて小さい内に摘み取るほうが除去箇所の治りも速く、理想的です。 これは簡易剪定と呼ばれています。 逆に、湿度の高い地域(または温室内)で育てているのであれば、風通しを良くするために第一花房の下の葉茎は「全て」取り除いてしまいましょう。 湿度が高いと病気や害虫の繁殖の原因になるだけでなく、剪定の際にできた傷の乾きも遅くなり、そこから病原菌が侵入することもあります。 風通しを良くすることは、苗木の健康を守ることでもあるのです。 太いわき芽を残す 太く成長してしまったわき芽は、苗木そのものに被害が及ぶ恐れがあるので、折り取ってはいけません。 わき芽が鉛筆より太いようであれば、「ミズーリ剪定法」(生長点だけ除く剪定方法)を用いて、1、2枚の葉っぱを残し、わき芽の先端部分だけを摘み取りましょう。 残された葉は光合成をすると同時に、実の日焼けを防ぎます。 この方法の欠点は、残された茎から新たなわき芽が伸びてきたときに再び剪定をしなければならないことです。 この方法は大きく育ち過ぎてしまったわき芽を扱うのに向いています。 万一、芽を取った箇所から病原菌が入ったとしても、主枝まで少し距離があります。 また同じ理由で、剪定時のショックが苗木に伝わりにくいという利点もあります。 苗木を健康に保つために、夏中わき芽かきをしましょう。 わき芽の成長は速いので、最低でも1週間に1度か2度の剪定が必要になるかもしれません。 X 出典文献 非芯止まり型品種では、実のなる4、5の果房以外は全て取り除く これは主枝から伸びて、第一花房の上にある枝のことです。 4本ないし5本程度であれば、大きくて健康な実を結びますが、それ以上になると実が小さくなり、数も少なくなります。 生長点と呼ばれる苗木の頭頂部を傷付けないように気を付けながら、丈夫そうな果房を4つか5つ残し、他のわき芽や枝を全て取り除いてしまいましょう。 つる様の品種(非芯止まり型)の場合、花が咲いた後は幹を支柱にしっかりと固定しましょう。 これを怠るとつるが地面を這うように成長して、健康な実を結ばなくなってしまいます。 X 出典文献• 芯止まり型品種の場合は、自然に伸びる茎の数が予め決まっているため、花房の上の剪定をする必要はありません。 剪定すると、実がなる枝をみすみす失ってしまうことになります。 X 出典文献• 芯止まり型あるいは地這い品種のトマトは剪定や支柱を必要としません。 これらの品種はある程度の高さまでしか育たないように交配されており、2週間という限られた期間で一気に実をつけた後に枯れてしまいます。 それに対して、非芯止まり型品種やつる性品種は人の背丈ほどの高さまで育ち、シーズンの間中、実を結んで成長し続けます。 一般的な芯止まり型品種はRutgers、Roma、Celebrity(芯止まり、非芯止まり両方の特性を持つ)、Marglobeなどです。 非芯止まり型の一般的な品種としてはBig Boy、Beef Master、ミニトマトの多く、Early Girl、そして固定種であるエアルームトマトなどが挙げられます。 X 出典文献.

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ミニトマトの栽培・育て方!露地栽培(畑)で苗の植えつけ

ミニ トマト の 栽培 方法

原産地は高温で日照量が多いアンデス高地。 トマトもミニトマトは栽培方法は殆ど同じですが、ミニトマトは収穫量も多く放任で育てられるので栽培は容易です。 トマトは種から育てる方法と苗から育てる方法がありますが、種から育てるには温床の準備など相当な育苗労力が掛かります。 初心者の場合は春以降に売り出される接ぎ木苗を購入して育てると簡単に育てられるでしょう。 ミニトマトは中南米の山岳地帯がふるさとで、日光がよく当たる乾いた気候を好みます。 水やりは少なめして、風通しの良い日照時間の多い場所で育てるのがコツです。 (参考:) このページの目次 ミニトマトの種まき時期は2月末以降、苗の植え付けは(・・)が可能です。 )収穫時期は種まきから3. 5か月(6月中旬~10月上旬)• 生育期間を通じてかん水の影響を大きく受けるので水やりがポイントです。 光が弱い環境では生理障害 異常茎、落果、空洞果など が発生しやすくなります。 連作障害があって4~5年は同じ場所では育ちません。 連作する場合は接ぎ木苗を植えましょう。 ナス科(ナス、ピーマンなど)とも連作障害があるので、その時も接ぎ木苗で育てましょう。 ミニトマトを種からの育てるのは初心者には難しいのですが、苗か育てれば初心者でも簡単に収穫まで辿り着けます。 どの品種を選んでも構いませんが、病害虫に強い接ぎ木苗を選ぶようにすると失敗が少なく育てられます。 ミニトマトの苗を ミニトマトの苗を ミニトマトの丈夫な苗の選び方 ミニトマトは種子からの育てる時は温床準備、育苗労力を要するのですが、苗を購入すれば初心者でも簡単に育てられます。 ミニトマトは同じナス科の野菜の連作すると青枯病などの病害が伝染するので連作を避けるべきですが、どうしても連作する時は、抵抗性台木の接ぎ木苗を利用すると病害の発生を抑制できます。 初心者が上手く育てるにも抵抗性接ぎ木は丈夫でおすすめです。 苗は節の間隔が短く太い濃い緑色で厚みがあり葉のつやが良いものを選びましょう。 葉が縮れている苗や黄色くなっている苗は避けて下さい。 一番花房の花が咲きかけているくらいのものが植え付け適期の苗です。 種から植える場合は1条植えの場合は1m、2条植えの場合は1. 8m幅の畝を立て、水分と地温を確保するため黒マルチを張るようにします。 ミニトマトの土づくり ミニトマトは土づくりと排水性の高い用土で育てるのが上手く育てるポイントです。 株間は 40cm以上離して植える場所は盛土しておきます。 2条植えの場合は第1花がある時は通路側に向け、鉢土の1/5が地面から出るくらいに浅く植えるのがコツ。 赤玉土6. 5に対して腐葉土が2. 5、それにバーミキュライト1を配合します。 ミニトマトの苗の植え方(植え付け方) ミニトマトの植え付け適期ですが、15cmポット育苗の場合は第1花房が開花し始めたころに行います。 早い 若い 定植は、初期の生育が旺盛になり異常茎が発生しやすくなるので注意が必要です。 ミニトマトの植え方ですが、株間は 40cm以上離して植える場所は必ず盛土しておきましょう。 ミニトマトは排水が悪いと病害になりやすいです。 盛り土する事で排水性が高まります。 鉢土の1/5が地面から出るくらいに浅く植えるのがコツ。 畑で2条植え(あるいはプランター植える間隔が狭い)の場合は第1花房を互いの株に対して外側に向けて実が内側にならないように気を付けましょう。 トマト花は茎に対して一定の方向に出てくる習性があります。 トマトの苗を植え付ける時は、花芽の向きを一定方向に向けて植えるようにすると収穫が楽になります。 定植して2~3週間すると本枝が大きくなってきますので、支柱にひもで本枝を結んでいきます。 必ずつぼみの反対側に支柱を立てて、ひもで結ぶことがポイントです。 実はミニトマトは本葉が7~8枚になる頃に最初のつぼみが出ますが、その後は3枚出るごとにつぼみが出ます。 そういう理由で支柱をつぼみの反対側に立てるのです。 水やりは少しにします。 定植から1週間くらいしたら第3花房の開花までは極力控え、葉が丸まってしまうくらいまで水やりを抑えましょう。 水をやり過ぎて樹勢が旺盛になると異常茎、芯止まりになるため、かん水で肥料の効き具合を調整するようにします。 収穫が始まったら様子を見ながらかん水量を増やします。 ミニトマトのわき芽は、そのまま側枝を伸ばしても良いと書いている本もありますが、プランター栽培など痩せた土壌で育てる場合は放任だと実付きが悪くなったり実が大きくならなかったりすることがあります。 ミニトマトでも必要以上のわき芽は、やはり、つまみ取った方が実成りが良くなります。 わき芽取りはできるだけ晴天の午前中に行い、病害の疑いのある株は他の株に感染しないように最後に行うのがポイントです。 ミニトマトの収穫量を2倍にする連続摘芯栽培法とは? ミニトマトの収穫量を増やすには主茎ではなく腋芽を伸ばすこと!この腋芽を成長させていく方法を連続摘芯栽培法と言います。 ミニトマトは本葉が7枚付くと成長点に花芽が生じます。 腋芽はこれ以降に成長をはじめます。 連続摘芯栽培法のやり方ですが、定植後主茎に第一花房と第二花房が付いたら、その上の葉2枚を残して芽を摘み取り第二花房直下から出る脇芽を伸ばしましょう。 主枝と同様に、伸ばした腋芽に第一花房と第二花房が付いた時点で、その先の葉を2枚残して先端を摘み取り、第一花房直下の腋芽を伸ばします。 これをずっと繰り返します。 本来、トマトは腋芽を伸ばして成長する野菜。 本来の生育方法に合わせ主枝ではなく腋芽を成長させることで、収穫量が2倍に増えるというおすすめの栽培方法です。 整枝を怠ると果実のつきが悪くなったりて収穫量が落ちたり日が当たらなくなってミニトマトの味が悪くなったりします。 特に株元の葉が茂る過ぎると風通しが悪くなってミニトマトが病害になったり害虫の住処となってしまいます。 病害と害虫対策としてもわき芽は必ず摘むようにして株元の風通しを良くしましょう。 トマトは太陽光をたくさん当てやるのが実の収穫量を増やすコツです。 ミニトマトの主枝は基本的には放任で良いのですが、実が小さくなるようだったら摘心をしましょう。 大型のミニトマトは支柱の高さを超えるくらいで主枝を最後の花房の上の葉を2枚残して摘み取った方が後々の実成りは良くなります。 ミニトマトの実が赤くならない方や実成りが悪い方はのページをご覧ください。 念枝してトマトの実を甘く育てましょう 先ほど紹介した連続摘芯栽培法で育てる時は、第二花房の着果を確認したら伸ばした腋芽の第一花房直下の茎を指でつぶして曲げて支柱に括りつけましょう。 実はミニトマトの茎の外側には炭水化物を根に送る師管が通っています。 その師管を潰すことによって、葉で作られた炭水化物が根に行かず果実のみに送られるようになり、実がとても甘くなるのです。 第1果房が膨らみ始めたころに1回目の追肥をおこないます。 初の果実が肥大してきたら、60cmプランターなら約15gほど株の周りにまいて土と軽く混ぜ合わせ株元に寄せます。 早い段階から追肥を行うと花が落ちやすくなり着果しない事があるので注意が必要です。 その後は3週間に1回程度のタイミングで追肥を繰り返します。 量は1回目と同程度の追肥を行いますが、この頃は根が広く張り出している為、株元ではなく株から少し離れた土の表面にまくようにするのがコツです。 液肥の場合は1週間に1度の間隔で水やりを兼ねて追肥しましょう。 降雨が多い時期は樹勢が旺盛になりやすいので追肥量を控えめにすることが大切です。 花が咲いて1か月後くらいから収穫できるようになります。 へたの近くまで赤く色付いたものが収穫適期の果実です。 ミニトマトは房ごと取らずに果実を1粒ずつヘタの上をハサミで切って朝の涼しいうちに収穫しましょう。 大玉トマト同様に、最初の花に結実させると栄養と水分が実の方に回り茎と葉の成長が抑えられるので後の果実が付きやすくなります。 市販のホルモン剤を利用すれば咲いた花により確実に実を付けさせることが出来ます。 ホルモン剤を利用しない時やマンションの高層階のベランダで育てる時など虫の飛来が少ない場所では確実に受粉させる為に人工授粉を行ってやりましょう。 受粉方法ですが、花が落下しないように手では行わず棒などで支柱を軽くたたいて別の株同士で花粉を飛散させて受粉させる方法が一般的です。 花粉は風などですぐに飛んでしまうので花が咲いた日の午前中に行うのがコツです。 おいしいミニトマトを育てるコツは水はけをよくして、土を乾燥気味にしておく事です。 ミニトマトは、水を多く与えると果実に含まれる水分が多くなり甘みが薄まってしまいます。 トマトは乾燥気味で育てた方が果実の糖分が多くなり味が濃くなるのですね。 水不足が続いたあと、水を大量にやりすぎると実が急激に水を吸収するため、果実がふくらむのに皮がついていけず破けてしまいます。 乾燥気味に作る時は水やりの時の水量にも注意して与えましょう。 ミニトマトに多い病害には立枯病やうどんこ病、褐斑病があります。 これらの病害の原因は連作です。 ミニトマトを育てる時は連作を避けるか接ぎ木苗を利用する、過湿を避け勢を低下させないよう水やりと追肥を適宜行うのがポイント。 ミニトマトを栽培する時に発生しやすい害虫は、アブラムシ類、ハモグリバエ類が発生しますが、アブラムシ類、ハモグリバエ類はそれぞれ薬剤で防除出来ます。 シルバーポリフィルムなどの銀白色のマルチ資材を利用すると、成虫の飛来防止に効果を発揮します。 周辺の雑草が発生源となることから、除草をしっかりと行うのも害虫の防止に繋がります。

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ミニトマトの育て方・植え付け、用土や株間、追肥や脇芽かき、収穫などの栽培管理

ミニ トマト の 栽培 方法

もくじ(タッチすると移動します)• スコップ(ショベル)• 土壌酸度計• 苦土石灰など• 完熟牛ふんたい肥• 肥料(元肥)(化成肥料OR有機質肥料)• ポリマルチ• ミニトマト苗• 肥料(追肥)(固形肥料OR液体肥料)• 殺虫殺菌剤• 噴霧器• 園芸用ハサミ• だいたいの栽培場所が決まっているなら フェンスなどで囲っておいてもいいですし、市民農園など他人のレンタルスペースを邪魔するなどしなければ、厳密に決めなくても構いません。 私の庭の菜園スペースは縦1. 4mとコンパクト菜園ですが、雑草取りや薬剤散布や施肥をするときのために、畑の四方を歩ける最小限のスペースを取り、フェンスで囲っています。 このような空き地でも十分すぎるほどのミニトマトを収穫できます。 ちなみに ちゃんと菜園スペースを決めたい場合は、栽培したい場所に 間縄(けんなわ)を張ります。 間縄(けんなわ)とは棒の先端にビニールひもを結んだものです。 私は建築工事等で水平線を示すために使う 水糸(みずいと)を使っています。 楽天で購入 間縄(けんなわ)を張る目的はピンポイントで耕す場所の目安が測れるのと、畝を真っ直ぐ立てられるなどがあります。 ミニトマトの土作り 初めて自宅で家庭菜園を始めたい人はミニトマトに限らず、どんな野菜でも栽培できるように土作りの基礎から行う必要があります。 野菜栽培に必要な土量が少ない場合もありますので全く0からスタートする場合はこのまま読み進めて下さい。 すでに耕してある場合は、次の項目は飛ばして【土壌酸度調整】に進んでください。 それでは、まずは土作りから行います。 土を深さ30㎝まで耕す 大きなスコップやクワを使い、深さ30㎝くらいまで差し込みます。 そのままスコップをぐいぐいと上下に動かしてください。 少しずつ、後ろに下がりながら同じ作業を繰り返しましょう。 おそらく土の塊(かたまり)がゴロゴロしている状態だと思うので、 クワを使って土をほぐしていきます。 初心者だけでなく、毎年家庭菜園をやっている人でも省略しがですが、必ずやるべき作業が 土壌酸度調整(どじょうさんどちょうせい)という作業です。 この作業をするかしないかで野菜の生育が大きく変わります。 土壌酸度調整とは土の状態が酸性なのか、それともアルカリ性なのかを調べ、育てる野菜にあった土壌酸度に調整することです。 昔々、理科や社会の授業で習ったことがあるかもしれませんが日本の土壌酸度は弱酸性です。 pH値で表すと3. 0以上6. 0未満 野菜を畑で育てる場合、それぞれの野菜の生育に適した土壌酸度に調整する必要があります。 ミニトマトの場合、pH値(ペーハーチ)を弱酸性である6. 5になるように調整します。 まず、土壌酸度計をジョーロ等で湿らせた土中にさし、1時間程度そのまま放置します。 栽培する場所のだいたい3か所程度を調べて下さい。 そして数値が6. 0~6. 5よりも低ければ酸性、高ければアルカリ性ということがわかります。 多くの場合、畑や庭の土壌酸度は酸性寄りになっているため、 ミニトマト栽培に適している弱酸性土壌(pH6. 5)に寄せるために 苦土石灰(くどせっかい)をまいて酸度を調整します。 反対に計測の結果、土壌酸度がアルカリ性だった場合は硫安などをまいて調整しなければなりません。 いずれにしろ、土壌酸度計で測りながら少しずつ調整していき、pH6. 5に近づけましょう。 元肥入れ(もとごえいれ) 植え付けの1週間前~当日に作業を行ってください。 元肥(もとごえ)とは栽培スタート時に入れる、たい肥と肥料を指します。 ミニトマトは溝施肥(みぞせひ)といって 深さ15㎝、幅15㎝の溝を掘り、以下肥料を入れます。 畝(うね)とは水はけを良くしたりするなどの目的で土を盛ったスペースのことで、初心者こそちゃんと作りましょう。 これからポリマルチ(通称マルチ)を張るので 畝(うね)は少し高めにしておきます。 マルチ張り マルチ張りはマルチングとも呼ばれ、目的は畝にポリエチレンフィルムをかぶせることで、 土の乾燥を防いだり、成長促進、病気予防などで、初心者こそやるべき作業です。 マルチには穴なしタイプと穴あきタイプがありますが、今回は穴あきタイプを使いました。 畝(うね)にマルチを被せます。 畝(うね)の周囲の溝にマルチ入れ込み土で被せます。 ピンは通販やホームセンターにて専用のものが売っています。 スポンサーリンク ここまで紹介してきた「ミニトマト栽培の土作り」についてさらに具体的な手順を確認したい方は以下の記事をどうぞ。 ミニトマトの苗選び 初心者向けの良い苗の選び方は• 接ぎ木苗を購入する• つぼみが付いているか黄色い花が咲いている(5月以降)• 葉の色が濃い• ひょろひょろと間延びしていない• 病気や害虫被害にあっていなくきれい その他、双葉が残っているものやビニールポットの下から根が出ているなどあるのですが、管理が行き届いているホームセンター等で販売されている苗はどれも変わりません。 接ぎ木苗(つぎきなえ)とは病気に強い等の品種にアイコのような栽培品種をつなげた(接いで)苗のことで、病害虫被害や連作障害に遭いにくかったり、なによりタネから育てた実生苗(みしょうなえ)より収穫できる量が多いです。 苗の管理 苗をお店で購入し、即植える方は読み飛ばしてOKです。 ミニトマトの苗は4月下旬から5月中旬にかけて植えますが、 私の場合は4月に出回りだす幼苗を買っておいて、つぼみが付くか花が咲くまで育ててから植え付けています。 なぜかというと、4月中はまだ気温差があり、寒さで幼苗がダメになってしまったり肥料が効きすぎて葉ばかりが茂り、花芽が付かず実がならない「 つるぼけ」などの障害が出る可能性があるからです。 植え付け(うえつけ) 5月のGW明け頃、つぼみや花が咲いた苗を植えます。 マルチに空いた穴の部分の土を手、もしくはスコップで掘ります。 深さは苗の根本の高さとマルチの穴の高さが水平になるように、調整して植えて下さい。 深すぎても浅すぎてもいけません。 蕾や花が付いているが咲いている場合は、それらを通路側に向けて植えると収穫しやすいです。 下写真のように、穴あきマルチの場合は初めから適切な間隔に穴が空いているので便利です。 苗を2つ植えるとこんな感じになります。 植えたら水やりをして完了です。 支柱立て(しちゅうたて) 一般的に苗を植えたら短めの棒で仮支柱(かりしちゅう)を苗に対して斜めに立てます。 ですが、初心者向け便利な道具を使えば初めから仮支柱を立てなくても簡単に本支柱を立てることが可能です。 本支柱は長さ200㎝以上・太さ直径16㎜~18㎜の支柱を苗の根本から10㎝以上離したところに、真っ直ぐもしくはやや斜めにして立てます。 支柱の立て方には合掌式(がっしょうしき)・ピラミッド式などいくつかありますが、狭い家庭菜園の場合は株のそばに1本立てる直立式で良いです。 垂直に立てた支柱に対しもう1本交差させて結んでおくと補強できます。 茎の誘引(ゆういん) 苗が成長して茎が伸びてくるので、支柱にひもで結ぶか、専用クリップで支柱に止めます。 初心者には簡単に止められる専用クリップがおすすめです。 昔ながらの、麻ひもを使う場合は を参考にしてください。 スポンサーリンク わき芽かき ミニトマト栽培でもっとも頻繁にやらなければならない作業が 「わき芽かき」です。 上写真のように太い枝(主枝)のわきから出てくる小さい芽を摘み取ることで、養分の分散を防ぎ美味しい実をならせることができます。 ただ、主枝を1本ではなく、2本に仕立てて栽培する場合は一番最初に咲く花の房(第一果房)のすぐ下のわき芽を伸ばすと良いです。 わき芽をかき忘れて大きく枝が成長してしまった場合でも花は咲き、実はつくのでそのような場合は、株全体として不要な枝をカットして整理しましょう。 大玉トマト栽培では一番最初に咲く花の房(第1花房)できっちり花を咲かせ実を成らせないと、つるボケといって茎葉(けいよう)ばかりが茂ってしまいその後の実付きが悪くなります。 そのため人工授粉(じんこうじゅふん)をしなければならないのですが、ミニトマト栽培では人工授精をしなくても着果するので、開花時に特に必要な作業はありません。 ミニトマト栽培では人工授粉(じんこうじゅふん)は必要ない 人工授粉をするにはホルモン処理という受粉をしやすくし、着果を助ける作業があります。 しかし、 基本的にミニトマト栽培ではやる必要はありません。 (大玉トマト栽培では必要) 心配な場合は、花が咲いたら梵天(ぼんてん=耳かきの反対側に付いている綿)や筆で全体を撫(な)でるか、もしくはトマトトーンなどのホルモン剤をスプレーします。 ホルモン剤はホームセンター等園芸コーナーでも販売されています。 着果(ちゃっか) 黄色い花がだんだんしぼみ、淡い緑色の実が付き始めます。 水やりと植え付け時にちゃんと肥料を与えていればここまでは順調に着果するはずです。 緑色の実が少しずつ大きくなりパンパンに張ってきます。 そして重要なのは後で説明する 追肥(ついひ)です。 ミニトマトが花を咲かせ実を付け、赤やオレンジ色などに完熟するには養分とエネルギー使います。 原種の「ヒルスータム」等は乾燥で地割れをしているような土地に自生しています。 そのため基本的にトマトは乾燥を好む植物です。 ただ、食用として栽培されている品種はある程度水やりをしないとうまく育ちません。 畑で栽培するミニトマトの水やりのコツは、土の乾き具合をよく観察してから与えることです。 もともと乾燥を好む野菜なので天気のいい日中は多少葉がしおれていても大丈夫です。 茎をよく見てもらうとわかりますが、細かい毛や白い根が出てくることがあり、それらから空気中の水分も吸収することができます。 水やりのタイミングは葉がやや下向きになってきたり、ややしなっとしてきたら上げて下さい。 初心者の場合はなかなかタイミングが掴めず毎日水やりをしてしまいがちですが、真夏を除き、毎日じゃぶじゃぶ与えていると根腐れして枯れますので気をつけてくださいね。 常に土が湿っている状態というのは、根が窒息状態になっているのと同じです。 私たち人間が必要以上に水を飲むとお腹を壊して調子が悪くなるのと同じように、植物も不調になります。 追肥(ついひ) 追肥(ついひ)とは追加で肥料を与えることです。 植え付け前に元肥(もとごえ)を与えましたが、苗の成長とともに肥料の効果も切れてきますので追加で肥料を与える必要が出てきます。 ミニトマトの追肥作業手順 ミニトマトの根は土中の下方向だけでなく四方八方に伸びます。 そのためマルチを少しだけはがし、畝の両サイドに追肥をします。 与える肥料の量(施肥量)は肥料が入っているパッケージに記載されています。 初心者の場合は「化成肥料」もしくは「ぼかし肥」を与えるのが簡単でいいかと思います。 ミニトマト栽培におすすめの肥料については以下を参考にして下さい。 スポンサーリンク 害虫対策(がいちゅうたいさく) ミニトマトを栽培していると、どうしても害虫はやってきます。 特に一番多いのはアブラムシやハダニです。 アブラムシなどたくさんの白い小さな虫がふぁ~と飛んでいるはずです。 白だけではなくアブラムシには赤茶色など多くの種類がいます。 アブラムシもハダニもどちらも吸汁性害虫(きゅうじゅうせいがいちゅう)といって葉や茎に針を刺して養分を吸い取るため、ミニトマトの成長を阻害します。 で、色々な対策方法があるのですが、おすすめは 被害に遭う前や被害に遭った後も天然物由来成分の殺虫殺菌剤を散布することです。 害虫被害の多くは梅雨入り~梅雨明けに発生するので、その時期に重点的に行います。 住友化学園芸の「 アーリーセーフ」はヤシ油から精製された食用オイルの脂肪酸グリセリドを主成分としており、要するに油の力でが害虫を窒息させたり、卵に浸透して死滅させたりします。 そうすることで、アブラムシ等の害虫除けになります。 天然物由来成分なので有機JAS規格のオーガニック栽培でも使用可能です。 ダニコール1000・・・感染前の予防薬• また萎凋病(いちょうびょう)や青枯病(あおかれびょう)は残念ながら、薬剤散布では治癒しません。 家庭菜園では他の野菜に移ったり、土壌伝染するので栽培を諦めて株を処分しましょう。 下葉取り(したばとり) 株が成長してくると株の下の方の葉(下葉)が黄色く枯れてきます。 基本的に 実が収穫できたら、それより下にある葉は取っても構いません。 反対に、実を収穫する前にそれより下の葉を取ってしまうと、光合成ができないため実に十分な養分を送ることができなくなります。 なので完全に黄色くなりしおれているようであれば、そのままにしておくとかえって病気発生の原因になるので、取った方が良いですが、黄みがかっているレベルならその上に成る実を収穫するまでは残しておきましょう。 また、緑の葉でもあまりに茂って混み合っている場合(下写真)、一番最初に成る実の房(第一果房)を収穫したら取り除き、風通しを良くしましょう。 スポンサーリンク 摘芯(てきしん) 摘芯(てきしん)とは主の太い枝(主枝)の先端をハサミで切り、成長を止める作業です。 摘芯 てきしん の目的• 背が高くなり過ぎて管理できなくなるのを防ぐ• 茎の成長を止めて着果のために養分を回す 摘芯(てきしん)をするということは、切った上には実は成りません。 ただ、摘心以下から出る、わき芽を摘まずに伸ばせばそこからまた蕾が付き、花が咲き、実がなります。 ミニトマトはわき芽かきをせずに成長するとこんな風に暴れるように枝葉が広がります。 ただ、追肥を与えればまたちゃんと実が成りますし、何より家庭菜園ですのでそこまで厳密に1本仕立てのこだわる必要もないでしょう。 緑色(青い)トマトとして料理に使う場合は 薄っすらとオレンジ色に変化してきました。 全体的に赤くなった実からその都度、収穫していきましょう。 収穫のやり方はハサミを使って、へたの上の部分を切ります。 房に成っている全ての実が赤くなるまで待っていると、一番最初に赤くなった実は熟してしまい、割れてきます。 こうなると、割れた部分にコバエなどの虫が入り食べられなくなってしまうので、気をつけてくださいね。 【トスカーナバイオレットの色の変化】 食べる 収穫したアイコを半分に切ってみました! 食感はパリッとしていて、中はみずみずしいです。 ぷるぷるのゼリー質いっぱいです!このゼリー質には旨味成分(うまみせいぶん)のグルタミン酸が多く含まれていますよ! 出汁に使う有名な羅臼昆布(らうすこんぶ)、大豆などの豆類、トウモロコシなどにもグルタミン酸が多いです。 トマトの場合は生食にも多く含まれていますが、乾燥させてドライトマトにするとさらにグルタミン酸の含有量が増えます。 スポンサーリンク 株の後片付け(あとかたづけ) ミニトマトの栽培時期は4月~9月ですが、厳密にいうと大量にその品種本来の大きさの実が収穫できるのは8月末までです。 株の姿もこのような感じになってきます。 ただ、ミニトマトの花は9月以降も咲き、追肥を与えれば実は成りますが、やはり春から栽培していることもあり株全体の体力が弱っています。 そのため花が咲いても小さいため実も小さくなったり、また台風被害によって株が弱ることもあります。 それでは 片付けの手順です。 茎や葉を小分けにしてビニール袋に捨てましょう。 次にスコップで根を掘り上げます。 根は健康ですね。 根こぶセンチュウなど病気にかかっている場合は根に症状が出ています。 根を抜いた場所に、完熟牛ふんたい肥とぼかし肥を入れ、次の野菜栽培に備えた土づくりをしておきます。 土をならし、フェンスなどで囲っておきましょう。 ミニトマトの畑栽培のコツ• リン酸成分の肥料を与える• 水やりを少なめにする• こまめなわき芽かき まとめ ミニトマトは初心者でも簡単に収穫できる野菜です。 また家庭菜園で育てたミニトマトほど安心安全なものはありません! ただし、 絶対にやらなければならない作業をしなかったり、栽培のポイントを抑えないと上手に栽培することが出来ません。 今回、この記事では実際に私が4月、5月、6月、7月、8月、9月と実際にミニトマト栽培を行い、その時々に必要な作業のコツを丁寧に紹介してきました。 つまり、同じように栽培してもらえば完全に失敗することはないのでぜひ、参考にしていただければ幸いです。 ミニトマトをプランター栽培したい人は以下の記事を参考にしてください。 スポンサーリンク カテゴリー• 189•

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