イソジン ガーグル。 イソジン®ガーグル液7%(30mL)(250mL)

イソジン等「ヨウ素入りうがい薬」健康体でも甲状腺機能低下の恐れが

イソジン ガーグル

日本は国際的にも稀な海藻類を日常的に多く摂取する国で、日本人は海藻類(昆布・ヒジキ・モズクなど の摂り過ぎです。 日本の土壌には多量の ヨウ素(ヨード)が含まれ 大昔、日本は海底だった 、米にすら微量の ヨウ素(ヨード)が含まれています。 食品の成分表示で分かるように、かなりの食品に ヨウ素(ヨード)エキスが入っていて、日本人はどんなに ヨウ素(ヨード)摂取を制限しても ヨウ素(ヨード)欠乏になりません。 日本で ヨウ素(ヨード)欠乏により 甲状腺機能低下症起こした報告は1例もありません。 日本人の1日の ヨウ素(ヨード)平均摂取量は0. 5mg-3mgとされ、厚生労働省の推奨値0. 13mg、上限値2. 2mgを超えています Thyroid 18: 667-668,2008。 25mg で、• 5mg 以上を過剰摂取• 3mg 以上を過剰摂取 としています(これじゃ、日本人の大半は ヨウ素(ヨード)過剰摂取じゃん)。 [Geneva, World Health Organization WHO ,2007] 表より、特にコンブ、昆布だしに ヨードが過剰に含まれているのが分かります 根昆布はケタ違いに多い。 次いで、ヒジキ、表にありませんがモズクです。 ワカメ、海苔 のり 、寒天、魚は無視できるほどです。 よって、長崎甲状腺クリニック 大阪 では、コンブ 昆布だし 、ヒジキ、モズクの3点セットを制限するよう指導しています。 39mg で少ないです(ワカメの茎なので)。 厚生労働省の1日のヨード摂取量の推奨値0. 13mgに対し、コンブわずか1gに含まれるヨード量でも10倍の1. 3mgです。 日本人の食生活には、避けても避けても避けきれない ヨードが含まれているため、どんなに ヨード制限しても、 ヨード欠乏になる事は無いのです。 687 vs 1. 3mg 以上は過剰摂取[Geneva, World Health Organization WHO ,2007] いくら正常範囲と言っても、 ヨウ素(ヨード)が甲状腺ホルモン合成を抑制しているのは明らかす。 しかもTSH 2. 5は妊娠可能女性なら 潜在性甲状腺機能低下症として 不妊・ 流産の原因になり得るため、例え甲状腺の病気が無い人でも ヨウ素(ヨード)過剰摂取は良くないと思います( )。 さらに恐ろしいことに、 甲状腺乳頭癌 になった人は、 バセドウ病 ・ 橋本病 だけの人と比べて、かなり多くの ヨード を摂取していたとする研究が複数(最低でも17 論文)あります。 結論は、• 甲状腺乳頭癌のサイズと ヨード摂取量は関連があり• ヨード過剰摂取地域(要するに日本)では、 ヨード摂取と 甲状腺乳頭癌に有意な関連がある に集約されます。 逆に、その因果関係を否定する論文は見当たりません。 ヨード が 甲状腺乳頭癌 特有のBRAFという遺伝子の変異、MAPキナーゼ1[ Mitogen activated protein kinase 1 MAPK1 ]活性化など をおこさせるためと考えられます。 Tumour Biol. 2014 Nov;35 11 :11375-9. Biol Trace Elem Res. 2018 Aug;184 2 :317-324. Head Neck. 2017 Aug;39 8 :1711-1718. (Cell Physiol Biochem. 2017;43 4 :1325-1336. ) バセドウ病の ヨード制限には一定の見解はなく、某有名甲状腺専門病院のホームページでも「 ヨードを制限する必要はないだろう」と述べています。 しかし、新しい知見では、• バセドウ病の1. 一方で ヨードが 甲状腺乳頭癌 特有のBRAFという遺伝子の変異を起こさせる事が最近明らかになりました。 ( )• 甲状腺ホルモン が 正常化していない不安定な状態で造影CT またはMRI で ヨード造影剤を使うと、死亡率10%の をおこす危険があります。 (第54回 日本甲状腺学会 P196 昆布ダイエットを契機にバセドウ病及びバセドウ病眼症を発症した一例)• ヨードの日常的な過剰摂取で、抗甲状腺薬メルカゾールが効きにくくなる事があります。 原因として、抗甲状腺薬メルカゾールは甲状腺ホルモン合成酵素 甲状腺ペルオキシダーゼ TPO の ヨード有機化作用 ヨードをチロシンに結合させる作用 を阻害しますが、多量の ヨードが阻害効果を減弱させる可能性が推察されます。 (第59回 日本甲状腺学会 P1-2-4 ヨード過剰摂取によりチアマゾールの薬効が阻害されたと考えられた一例) これを知っていれば「気にせずに ヨードを普通にとってかまいません。 」などとは、とても言えないと思います。 うがい薬に入っている ヨードは、効率よく体内に入り込み、甲状腺障害を起こします[わずかな甲状腺刺激ホルモン TSH 値の上昇が明暗を分ける 不妊治療中の女性、 妊婦は特に注意を要します ]。 風邪などで、一時的に使うのは問題ありません。 外から帰った時など、毎日するのはダメです。 アズレン系の青いうがい薬は ヨードが入っていません(薬局にて購入ください) イソジンの殺菌作用は乾いた状態でのみ有効です。 イソジンガーグル液 イソジンうがい液 は洗い流され、乾かないので、殺菌作用はありません。 そもそも、イソジンは、溶連菌など組織の表面に付着した細菌には有効ですが、 インフルエンザウイルス、ライノウイルス、アデノウィルスなど細胞の中に深く入り込むウイルスには届かないため無効です。 (動物実験では効く事になっていますが、人体では勝手が違う) 真の、うがいの効果は、喉の異物(細菌・ウイルス含む)を洗い流し、粘膜を保湿し、正常な局所免疫を保つものです。 (水か茶、 ヨードを含まないアズレン系うがい薬が良い) また、イソジンのアレルギー( ヨードアレルギー)が時々あります。 ひどい場合、アナフィラキシーショックもあります。 赤色3号・赤色105号はチェリー・福神漬・紅生姜・梅干・赤ソーセージ等に使われる赤色色素です。 ヨードが含まれていますが、毎日多量に食べなければ大丈夫です。 医療機関で処方される薬• ハルシオン0. ビタメジンカプセル;ただのビタミン剤だが、赤色の付いていない他剤に変更お勧めします。 にも含まれています。 毎日の事になるので、他の薬で代用が可能なら変更した方が良いでしょう。 日本国内でも ヨウ素(ヨード)摂取量に大きな違いがあります。 関東地域:125. 5-151. 神戸市(兵庫県、港町):302. 関東の人は、コンブ(汁含む)・ひじき・モズクを、あまり食べないのだろうか?(関西人の筆者には分かりません)。 北海道厚岸郡が多いのは、何となく理解できます。 神戸市も、そこそこ多いのは、なぜだろうか?大阪で診療してる筆者の経験では、大阪人は、とにかくコンブ(汁含む)・ひじき・モズクの摂取量が多い。 神戸市も同じと考えるなら納得できます。 日本甲状腺学会で非常に興味深い動物実験の結果がありました(あくまで動物実験です)。 ヨウ素(ヨード)過剰摂取による脳機能発達への影響を調べるため、生後10週のマウスに20倍量 ヨウ素(ヨード)を投与、行動実験を行います。 結果、甲状腺濾胞の肥大傾向あるも甲状腺ホルモン値に異常なし、雌マウスで学習獲得能の上昇を認め、雄マウスでは社会的新奇探索性の低下を認めました。 (第62回 日本甲状腺学会 P2-2 マウスモデルを用いた慢性ヨウ素摂取過剰による脳発達への影響 の解明) 雄雌を度外視すれば、日本人の民族性に当てはまるような気がします。 例えば、戦国時代の鉄砲。 日本人が発明した訳ではありません、種子島で南蛮人から譲り受けた鉄砲を独自に改良、量産化してしまいます。 物理・化学・数学・・、科学の法則は皆西洋で探求されたもの。 ヨウ素(ヨード)過剰摂取は日本人の民族性に影響しているのでしょうか?.

次の

妊婦はイソジンなどのうがい薬を使ってもいいの?胎児への影響は?

イソジン ガーグル

2005年 山梨医科大学(現 山梨大学)医学部卒。 沖縄県立中部病院 総合周産期母子医療センターを経て、板橋中央総合病院に勤務。 産婦人科専門医、周産期専門医として、一般的な産婦人科診療から、救急診療、分... 季節を問わず、風邪の予防に手洗い・うがいを心がけている人も多いですよね。 特に妊娠中は体調を崩したくないので、うがいの効果を高めるためにうがい薬を使いたい人もいると思います。 妊娠中は、お腹の赤ちゃんへの影響を考えて薬の使用を控えているママも多いと思いますが、イソジンなどの「うがい薬」は使っても問題ないのでしょうか?今回は、妊娠中にうがい薬を使ってもいいのかどうか、胎児への影響はあるのか、また、妊婦さんにおすすめのうがい方法もご紹介します。 妊娠中のうがいで風邪を予防できるの? 妊娠中はホルモンバランスの変化で、細菌やウイルスから体を守るための免疫機能が低下します。 妊娠前は健康だった人でも、妊娠をきっかけに風邪をひきやすくなります。 風邪をひいて食欲が落ちてしまったり、高熱が出て脱水症状になってしまったりすると、ママ自身がつらいだけでなくお腹の赤ちゃんへの影響も心配ですよね。 日本では、子供の頃からうがいの大切さを教えられますが、実はうがいにどれくらいの風邪予防効果があるのかについては、はっきり証明されていません。 しかし、「うがいをするときに手洗いも必ずセットで行う」のであれば、風邪を予防する習慣として意味があるといえそうです。 関連記事 妊婦はうがい薬のイソジンを使える?効果は? 妊娠前から、うがい薬のイソジンを使っていた人もいると思います。 イソジンは殺菌効果が高いため、咳や喉の痛みが出たときの対症療法としても役立つ薬として広く知られています。 イソジンには、「ポビドンヨード」という成分が含まれています。 ポビドンヨードはヨウ素の酸化作用を活かした成分で、殺菌・抗ウイルス作用が強いのが特徴です。 そのため、「妊娠中はイソジンを使わない方がいいのでは」と心配する人もいるようです。 イソジンに頼りすぎず、外から帰ってきたときの手洗いを徹底することで風邪を予防しましょう。 関連記事 妊娠中にイソジン以外のうがい薬を使いたいときは? 市販されているうがい薬には、ポビドンヨードではなく「水溶性アズレン(アズレンスルホン酸ナトリウム)」が主成分のものもあります。 水溶性アズレンは、ポビドンヨードに比べるとやや殺菌効果は低いものの、口の中や喉の腫れを鎮めてくれる作用があるため、水に薄めてうがいすることで口の中がすっきりします。 もともと甲状腺が弱いと診断されている人や、ヨード系のうがい薬特有の匂いがあまり好きではない人、妊娠中は念のためイソジンを控えたいという人は、主成分に「水溶性アズレン」と書かれているうがい薬を試してみてはいかがでしょうか。 なお、水溶性アズレンを使ったうがいについては、風邪予防の効果を証明できる研究データがないため、十分な効果があるかどうかはわかっていません。 風邪のひきはじめなどで、喉の腫れが少し気になるときに適度に使うと、症状の改善が期待できると考えられます。 関連記事 妊婦さんがうがい薬を使うときの注意点は? 妊娠中に限ったことではありませんが、うがい薬を使う場合には以下の注意点を守ってください。 決められた使い方・量を必ず守る 2. 薬液を飲みこまないようにする 3. 口の中がただれているときは使わない 4. 使ったあとに声のかすれなどが現れたら使用を中止する 5. 1週間程度使い続けても効果が見られなければ医師に相談する うがい薬には殺菌効果が期待できるものの、風邪予防にどのくらい効果があるかは明確にわかりません。 むやみに使いすぎると、逆に喉を傷めてしまう恐れもあります。 うがい薬だけに頼るのではなく、外出をするときはできるだけマスクをつけ、家に帰ってきたときには必ず手洗いをすることで、風邪を予防しましょう。 関連記事 生理食塩水うがい 食塩水でのうがいは殺菌作用だけでなく、喉の炎症を抑える効果があります。 風邪を引いて喉が痛いときにおすすめです。 コップ1杯のぬるま湯に、普段料理で使う塩を一つまみ入れるだけなので簡単です。 妊娠中はうがい薬よりも手洗いで風邪予防を 普段ほとんど風邪をひかないという人も、妊娠すると体調が変化するので、風邪をひきやすくなることがあります。 うがい薬をたくさん使うよりも、まずは手洗いを徹底することで風邪を予防しましょう。 また、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠を摂り、適度な運動で健康的な生活を過ごすことが大切です。 万全の体調で出産を迎えられるよう、体調には十分気をつけて妊娠生活を送ってくださいね。

次の

イソジンガーグル液7%

イソジン ガーグル

ポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)の作用機序 感染症は細菌やウイルスによって起こります。 体内でウイルスが増殖すれば風邪を発症しますし、傷をそのまま放置すると感染症を引き起こすかもしれません。 そこで、感染症の予防や消毒のため、病原微生物を殺す薬剤がポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)なのです。 ポビドンヨードには、その構造式の中にヨウ素を含んでいます。 このヨウ素が遊離して水と反応すると、高い殺菌性を示す化合物へと変換されます。 細菌やウイルスの膜へヨウ素化合物が作用することで死滅させると考えられています。 ポビドンヨードの用途は幅広く、うがい薬(ガーグル)だけでなく、手指消毒剤(スクラブ剤)、ゲル化剤、ゲルチューブ剤、水溶液剤、フィールド剤(アルコール製剤)などがあります。 手術を行うときの消毒剤としてもポビドンヨードは多用されます。 このようにさまざまな剤形を有しており、手術時にも利用される消毒剤がポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)です。 ポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)の特徴 細菌や真菌、ウイルスと幅広く消毒をするにも関わらず、人体毒性は低いです。 粘膜に対して使用可能であることも、ポビドンヨードが頻繁に使用される理由の1つです。 物理的な作用による殺菌作用であるため、耐性菌(抗菌薬が効かない菌)の出現はないと考えられています。 そのため、耐性菌として有名なMRSAに対しても有効な消毒剤です。 15~30秒作用させることで、ほとんどの細菌やウイルスを死滅させることができます。 環境にもやさしい薬であり、環境汚染の心配はほとんどする必要がありません。 なお、ポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)黒褐色の液体であり、独特の匂いがあります。 ポビドンヨードが衣服につくと、なかなか色が落ちてくれません。 このようなとき、ハイポアルコール(チオ硫酸ナトリウムのエタノール溶液)という薬剤を用いて色を落とします。 このような特徴により、幅広い消毒に対して利用され、人体への影響も少ない薬剤がポビドンヨード(商品名:イソジンガーグル)です。

次の