一 酸化 炭素 中毒。 一酸化炭素中毒(いっさんかたんそちゅうどく)とは

【冬の車中泊】一酸化炭素中毒の危険性と対策!警報器チェッカーも

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スポンサーリンク 一酸化炭素と二酸化炭素の違いと関係 モノを燃やすと、炭素と酸素が結合し、二酸化炭素(CO2)が発生します。 ヒトが息を吐く時、排出されるものも二酸化炭素になります。 二酸化炭素は無色無臭の気体で、特に害があるわけでもありません。 一方、モノが燃える時に十分に酸素を取り込めず、不完全燃焼となった場合に生じるのが、一酸化炭素(CO)になります。 一酸化炭素も無色無臭ですが、わずかに大気中に含まれているだけでも、人体にとって有害になります。 というのも、本来炭素は酸素2つと結合することではじめて安定します。 一酸化炭素は酸素が1つしか結合していないためとても不安定で、早く安定した二酸化炭素になろうとします。 そのため酸素と結合する力が強いのです。 一酸化炭素と二酸化炭素の比重の違い!中毒の症状は? 一酸化炭素と二酸化炭素の大きな違いとして挙げられるのが、比重です。 二酸化炭素は空気よりも重いため、下に溜まります。 一方、一酸化炭素は空気とほぼ同程度の比重です。 そのため、一酸化炭素は部屋全体に広がります。 また空気中に二酸化炭素や一酸化炭素が増えると、体内が酸欠状態となり、息苦しくなります。 また頭痛・めまいといった症状が現れ、最終的には意識消失・心肺停止につながります。 二酸化炭素の場合、濃度が3%を超えたあたりから徐々に症状が現れます。 一方、一酸化炭素は酸素と結合しやすいです。 そのため、少し大気中に含まれているだけでも一気に症状が現れ、死に至る可能性が高くなります。 一酸化炭素中毒と二酸化炭素中毒事故防止のための対策は? 一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒は、体内の酸素の量が少ない状態なので、身体が生命活動を維持できず、死に至る可能性があります。 そのため一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒にならないためにも、ガスや暖房器具を使用する際は換気を忘れないようにすることが大切です。 換気をすることで一酸化炭素や二酸化炭素を含む古い空気は排出され、酸素などが含まれた新しい空気が入ってきます。 暖房などを使う際は、ある程度時間を決めて換気を行うようにしましょう。 スポンサーリンク.

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【医師監修】一酸化炭素中毒で後遺症が残る場合とは?どんな治療を受ければいい?

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一酸化炭素中毒とは? 一酸化炭素中毒とは名前の通り、「一酸化炭素(CO)による中毒症状」のことです。 一酸化炭素には赤血球と結合しやすい特徴があり、酸素運搬を阻害する働きがあります。 そのため、一酸化炭素中毒が起こると、重症度に応じて以下のような症状が見られます。 軽度の場合 軽度の頭痛、吐き気、眠気、倦怠感など 中等度の場合 激しい頭痛、判断力低下、錯乱、失神など 重度の場合 昏睡、失禁、けいれん、呼吸停止など 特に一酸化炭素中毒で気をつけたいことは、 酸欠状態に陥ることで眠気に見舞われてそのまま眠ってしまうことです。 その結果、一酸化炭素を吸い続けてしまい、重度の中毒症状を起こしたり、命を落としたりする危険性があります。 一酸化炭素中毒で後遺症が残るのはどんなとき? 軽度の一酸化炭素中毒であれば、新鮮な空気を吸ったり、酸素吸入や高圧酸素療法などの治療を受けたりすることで回復が期待できます。 ただし、 以下のような場合は、脳神経などに大きなダメージを残してしまい、後遺症を引き起こしてしまう恐れがあります。 重度の一酸化炭素中毒を引き起こしたとき 重度の一酸化炭素中毒の場合は、 治療から数週間~数カ月後に突然、後遺症が見つかる可能性もあります。 そのため、治療後も長期的に注意することが大切です。 なお、一般的には急性期の昏睡が重く、その期間が長いほど、発症までの期間が短いといいます。 慢性的に一酸化炭素を吸い続けているとき 慢性的に少量の一酸化炭素を吸い続けることで、後遺症のような症状が現れる場合もあります。 具体的な症状としては、頭痛、めまい、眠気、手足のしびれなどがあります。 一酸化炭素中毒の後遺症が出ると、どんな症状が出てくるの? 一酸化炭素中毒による 主な後遺症には、慢性の頭痛と学習記憶障害があるとされています。 さらに、以下のような症状が見られる場合もあります(患者さんごとに脳のダメージの受け方は異なるため、後遺症の種類や程度などもそれぞれで異なります)。 知能低下 言葉の遅れ、計算ができないなど 記憶障害 物事を覚えられない、思い出せないなど 意識障害 判断力の低下、思考力の低下など 行動異常 走り回る、自傷行為など 精神障害 人格変化や物忘れなど そのほか、パーキンソン症候群や認知症、抑うつ、失禁といった後遺症も報告されています。 また、重度の一酸化炭素中毒によって昏睡状態になっている場合は、そのまま植物状態に移行する可能性があり、その後、植物状態から死にいたるケースもあります。 一酸化炭素中毒で後遺症が残った場合の治療法は? 一酸化炭素中毒で後遺症が見られる場合は、 リハビリ治療が必要になります。 リハビリ治療の内容は後遺症の種類や重症度などによって異なりますが、主に理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などによる各種訓練を受けることになります。 なお、一酸化炭素中毒による後遺症はリハビリ治癒を続けることで治癒する可能性が期待できますが、中には治癒までに数カ月~数年程度の期間を要する場合もあります。 そのため、 リハビリ病院などのリハビリ治療に専念できる施設を探すことも重要です。 おわりに:一酸化炭素中毒によって後遺症が生じる可能性があります 重度の一酸化炭素中毒を引き起すと、適切な治療を受けたとしても後遺症が現れる可能性があります。 ただし、後遺症が生じた場合であっても、リハビリ治療を受けることで治癒できる可能性は十分あります。 そのため、リハビリ病院などでリハビリに専念することが重要です。

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雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは?|トラブル|JAFクルマ何でも質問箱

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一酸化炭素中毒は自覚なく症状が起き流ので「サイレントキラー」とも呼ばれています。 冬の車中泊で一酸化炭素中毒が起こる理由 車のエンジンの排気ガスに含まれている一酸化炭素が、車の隙間やエアコンの外気道入り口などから車内に入ってしまうため、です。 通常なら、排気ガスはマフラーから車外へ排出されます。 ところが雪などでマフラーが塞がってしまうと排気ガスが車内に逆流、充満し気づいたら一酸化炭素中毒にかかってしまうのです。 冬は「車の暖房を常に入れている」方も多いですよね。 特に、車中泊では夜眠るときに「エアコンの入れっぱなし」する方がたくさんいます。 寝ている間に大雪が降るなどしてマフラーが埋まってしまう事もあり、注意が必要です。 なぜ「一酸化炭素中毒」が起きてしまうのか 一酸化炭素中毒が起きてしまうのは、血液中にあるヘモグロビンととても結ぶつきやすい性質を持っているためです。 ヘモグロビンは血液中の酸素を運ぶ役割をしていますが、一酸化炭素はその働きを阻害し、身体の臓器に酸素を行き渡らなくさせます。 ヘモグロビンと一酸化炭素との結合力は酸素の約200倍!! 200倍ってすごいですよね。 空気中の一酸化炭素の濃度が上がり、ヘモグロビンが一酸化炭素が結びついてしまうと、酸素の運搬能力は著しく低下します。 先ほども書きましたが一酸化炭素の怖いところは無味無臭で強い毒性を持っているというところ。 中毒症状を起こすかたの多くが気づかないうちに一酸化炭素を吸い込んでしまい、危険な状態に陥ってしまうのです。 「一酸化炭素中毒」は、ちょっと頭痛がするなと思ったときには、すでに遅いことが多いです。 身体を思うように動かせなくなるなど「いつの間にかかかっている」怖い病気の一つです。 一酸化炭素中毒の症状は? では、一酸化炭素中毒になるとどのような症状が現れるのでしょうか。 一酸化炭素中毒の症状は、なかなか気づきにくく重症化しやすいため注意が必要です。 一酸化炭素中毒【症状】 一酸化炭素中毒の症状はゆっくりと進行していきます。 記憶障害、行動異常、知能の低下、感覚障害 また、一酸化炭素中毒になった数年後に「認知症」として症状が現れる場合もあり注意が必要です。 一酸化炭素中毒の「応急処置」の方法は? 一酸化炭素中毒の症状が現れたときは、タオルやハンカチなどで鼻と口を覆い、すぐに換気を行います。 とにかく新鮮な空気を体内に取り入れることが大切です。 後遺症を残さないためにも、症状がたとえ軽度だったとしても医療機関を受診しましょう。 助けるときは? 一酸化炭素中毒に陥っている人を助けるときは、自分も中毒になってしまう「二次災害」が起こりやすいため要注意です。 助けに行くときは、一酸化炭素を吸い込まないように鼻や口元をタオルなどで覆ったり息を止め、まず換気を行いましょう。 そして、新鮮な空気を吸える場所まで運び出します。 体内の酸素が消費しないように、なるべく動かさないようにしてくださいね。 車中泊の一酸化炭素中毒の原因と対策 「冬の車中泊」と「一酸化炭素中毒」の主な原因にはどのようなものがあるのでしょうか。 また、 どうすれば一酸化炭素中毒になるのを防ぐことができるのでしょうか。 原因1:寒いと「排気ガス浄化装置」が働かないため ガソリンを燃焼させると一酸化炭素や炭化水素など有害な「排気ガス」が発生します。 そのため、車には「排気ガス」を出さないようにする「排気ガス浄化装置」の設置が義務付けられています。 ですが、この 「排気ガス設置装置」は、一定温度以上になって初めて清浄化機能が働きます。 冬の寒さの中では正常に機能しない事もあるため、 「一酸化炭素中毒」のリスクが高まります。 【対策方法】 こまめに換気を行いましょう。 寒いからと言って暖房をつけっぱなしにするのは危険です。 車中泊をするときは、防寒対策をしっかり行い、車内が少し温まったら暖房を切ると予防できます。 原因2:積雪などにより排気口(マフラー)が塞がれるため 車の周りに雪などが積もると、排気口が塞がり排気ガスが外に逃げられなくなります。 塞がれた排気口の「排気ガス」は車の下などに溜まり続けます。 溜まった排気ガスが窓やドアの隙間、エアコンの外気道入り口などじゃら車内に逆流し、一酸化中毒を起こす危険があります。 【対策方法】 排気口が塞がらないようにこまめに確認するようにしましょう。 また、排気口が完全に埋まってしまった場合はエンジンをかけないようにしましょう。 原因3:周りの車の「排気ガス」が車内に入り込むため 周りの車が排出した「排気ガス」が、車内に入り込み一酸化炭素中毒の原因になり場合もあります。 冬季以外でも、混雑した駐車場などアイドリングしている車が多居場所は注意が必要です。 【対策方法】 車中泊をするときは、アイドリングしている車の近くに駐車しないようにしましょう。 車中泊で一酸化中毒を予防する一番の方法は、「アイドリングをしない」ことです。 車中泊をする場合は、エンジンをかけたままにしなくてすむよう、事前に対策を行っておくことが大切です。 車中泊の寒さ対策について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

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